第45部・第8回 「コルタナ」にいろいろ聞いてみよう

第45部　進化するWindows 10

第45部・第8回　「コルタナ」にいろいろ聞いてみよう

●講座で使用しているノートパソコン

dynabook T75/D

CPU：Core i7-7500U 2.70GHz

メモリ：8GB

記憶装置：1TB HDD

グラフィック：インテル HD グラフィックス620（CPUに内蔵）

ディスプレイ：15.6型ワイドFHD

光学ドライブ：ブルーレイディスクドライブ

OS：Windows 10 Home 64ビット＜Creators Update 適用済＞

「大江戸ぱそこんライフ」

【登場人物紹介】

デジ形平次…江戸中に名を知られた腕利きの岡っ引。意外にも趣味はパソコンで、事件のない時は日がな一日ノートパソコンに向かっている。

アナ六…デジ形平次の子分で、名前のとおりのアナログ人間。パソコンを使いこなせるようになりたいが、いつもトンチンカンなことを言ってデジ形を呆れさせている。

ミドリ…デジ形平次の女房。パソコンに関してはデジ形より詳しいというのがもっぱらの噂。

　彼らがお送りする時空を超えた『NEWぱそこんライフ講座』、さて今回のお話は……。

いつの間にか進化した？「コルタナ」を活用しよう

アナ六「甲子園の高校野球も決勝だし、もう夏も終わりですねえ」

デジ形「何だ、その元気のない声は」

ミドリ「夏バテじゃあないのかい？」

アナ六「いやあ、体はピンピンしているんですが、どうにもやる気が出ませんぜ。何か張り合いがなくなっちまったような感じで」

デジ形「この時期になると、いつもそんなことを言ってるぞ」

ミドリ「野球を見たいなら、プロ野球を見ればいいじゃないさ」

アナ六「それはちょいと違いますぜ。もう気力がなくて、パソコンをいじくるのも億劫で」

デジ形「パソコンを使う気もしねえとは、アナ六にしては珍しいな」

アナ六「マウスを持ったり、キーを押したりするのも面倒ですぜ」

デジ形「それなら、パソコンに話しかければいいじゃねえか」

アナ六「ええっ、パソコンに話しかけるなんて、ちょいと危なくありませんか」

デジ形「何だ、コルタナ（Cortana）も覚えてねえのか？」

アナ六「ああ、そういう機能がありましたね。でも、話しかけても判で押したような返事しかしねえし、質問してもエッジの検索結果が出てくるばかりで、いつの間にか使わなくなりましたぜ」

デジ形「まあ、最初のころはそうだったかもしれねえが、少しずつ進化しているようだぞ」

アナ六「それだったら、使わないともったいないですねえ」

デジ形「じゃあ、今回はコルタナの使い方について、初歩から教えていこう」

アナ六「何となくやる気が出てきましたぜ！」

『コルタナさん』と話しかければ応えてくれる

デジ形「じゃあ、まずはコルタナの設定から始めよう」

アナ六「何かやらなくちゃいけないことがあるので？」

デジ形「コルタナは、画面の左下にある検索窓に文字を入力するか、検索窓の右端にあるマイクのアイコンをクリックして音声入力する」

アナ六「じゃあ、話しかけるときは、その前にいちいちマイクをクリックするっていうわけで」

デジ形「だが、コルタナの設定で『「コルタナさん」と言ったらCortanaが応答する。』のスイッチをオンにすれば、『コルタナさん』と話しかけるだけで起動し、話しかけに応じてくれるぞ」

アナ六「名前を言うのはちょいと恥ずかしいですが、声だけでオッケーなのは楽ですねえ」

デジ形「ただ、この場合は、呼びかけの言葉をうまく認識してくれないことがある。そこで、設定の『「コルタナさん」の発音を覚えさせる』で、自分の話し方を覚えさせる必要があるんだ」

ミドリ「自分の声だけにしか反応しなくなるけど、音声認識の精度はアップするよっ」

アナ六「なるほど。でも、発音を覚えさせるっていうのは、何をするんですかい？」

デジ形「6つの例文を読み上げるだけだ。急いで読んだり、読み間違えると、同じ文を再び読むはめになるから、ゆっくりと正確に発音するといいだろう」

アナ六「あっしは、あせって早口になりそうだなあ」