第45部・第8回 「コルタナ」にいろいろ聞いてみよう

コルタナは翻訳や計算もしてくれる

デジ形「ほかにできることだが、たとえば『〇〇を英語で言うと』と言えば、翻訳してくれるぞ」

アナ六「英語以外の言葉にも翻訳できるので？」

デジ形「うむ。基本的にBing翻訳のデータを使っているから、Bing翻訳で翻訳できる言語だったら大丈夫じゃねえかな」

アナ六「これだったら、簡単な翻訳機としても使えそうですねえ」

デジ形「あと、計算もやってくれるぞ。ただ、桁が多かったりすると、音声を認識してくれなかったりかもしれねえけどな」

アナ六「『1たす1は？』って聞いたら、答えを教えてくれるんですね」

デジ形「末尾の『は』はつけないほうがいいみてえだ」

ミドリ「そのあたりが音声認識の難しいところだねえ」

デジ形「天気も教えてくれるぞ。しかも地名をつければ、日本はもちろん、海外の都市の天気もわかる」

アナ六「これも天気のアプリを開かずに、言葉に出すだけで教えてくれるんですね」

コルタナとのおしゃべりを楽しむ

デジ形「最後に、コルタナとのいろいろな会話について教えてやろう」

アナ六「あいさつとか、歌を歌ったりするヤツですね」

デジ形「ほかにも、いろいろな言葉に反応するから、試してみるといい」

ミドリ「外れるとエッジの検索画面が出てくるけどね」

アナ六「でも、どんなことを話せばいいんでしょう？」

デジ形「たとえば、コルタナの名前の由来とか、好きな〇〇とか趣味とか、コルタナ自身のプロフィールをいろいろ聞くことができるぞ」

アナ六「そいつはおもしろそうですねえ。どんな食べ物が好きなんでしょう」

ミドリ「コルタナって聞いたことのない名前だから、由来はぜひ聞いておきたいねえ」

デジ形「どうやら俳句も読むらしいぞ。デキはともかくとしてな」

アナ六「ムムム、なかなかやりますねえ」

デジ形「あとは、お遊びだな。おみくじやジャンケン、『あっち向いてホイ』もやってくれたぞ」

ミドリ「これからも、できることがどんどん増えていくんだろうね」

アナ六「こいつはずっと相手をしていても退屈しませんぜ」

デジ形「どうだアナ六、コルタナとのやりとりはなかなか楽しいだろう？」

ミドリ「話し相手の好みなどを学習するらしいから、どんどん利用するといいさ」

アナ六「うーん、でもあっしは悔しいですぜ」

デジ形「何が悔しいってんだ？」

アナ六「コルタナ相手にジャンケンをやったら10連敗しちまって。さすが人工知能ですぜ、囲碁や将棋だけじゃなく、ジャンケンも強いとは」

デジ形「この場合はグー、チョキ、パーのイラストを代わるがわる出すだけで、相手が何を出すかは考えていないだろうから、別に強くはないけどな」

ミドリ「そういう相手に10連敗するんだから、アナ六もジャンケンがよっぽど弱いんだねっ」

アナ六「そういえば、仲間内で何か決めるときにジャンケンをすると、あっしがいつも負けていますぜ」

デジ形「ほほう、アナ六の意外な弱点が明らかになったな」

ミドリ「これからは、ジャンケンで誰が買い物に行くか決めようかね」

アナ六「ええっ、それだけはご勘弁を！」

デジ形「実はオレもジャンケンは苦手だから、ほかの方法にしてくれねえか？」

ミドリ「さすが親分・子分、似ているところがあるものだねえ」

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