フォトレタッチ講座

第21回 選択した範囲だけ色を変える

　レタッチをする上で避けて通れないツールが「選択ツール」です。このPhotoshop Elementsには、いろんな種類の選択ツールがあり、選択された範囲だけ色を変えたりすることができます。考えるよりは、実際にやってみましょう。

今回は、「自動選択ツール」を利用しました。

講座で使用しているソフト

Photoshop Elements 7 日本語版 Windows版 通常版
対応OS :Windows XP(SP2/3)/Vista
CPU :2GHz以上
メモリ :1GB以上
HDD :1.5GB以上
メディア :CD-ROM

1）編集メニューバーにある「ファイル」→「開く」を選択して、「オオキンケイギクの写真.jpg」を画像ウィンドウに表示させてください。

2）左側にあるツールメニューから「自動選択ツール」をクリックします。上部「ツールオプション」にある「隣接」に「チェックマーク」を入れます。

3）まず、一番下に咲いている黄色い花びらの部分をクリックしてください。花びらの一部分しか選択されませんでした。

4）黄色い花びら全体を選択したいから、上部にある「ツールオプション」から「選択範囲に追加」をクリックします。

5）残っている未選択部分を何回もクリックしていきます。そうすると、だんだんと選択範囲が広がってきます。

きれいに選択出来たら、後は自分がやりたいレタッチをしてみてください。選択された範囲だけが変化します。
今回はこの黄色い花の色を変えてみましょう。

6）メニューバーから「画質調整」→「カラー」→「色相・彩度」を選択してください。

7）色相のスライダーを「マイナス26」にすると橙色に変化しました。

8）上部にあるメニューから「選択範囲」→「選択を解除」をクリックしてください

9）最後に、メニューバーの「ファイル」→「別名で保存」を選択してから保存してください。

知って得するテクニック

今回利用した「自動選択ツール」でクリックすると、選択範囲が小さい場合があります。これでは何度もクリックしないと全部が選択出来ません。こんな場合は「ツールオプション」にある「許容値」をデフォルトの「32」から「40以上」にしてください。そうすると選択範囲が広がりクリックする回数が減ります。