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第32部・第8回 2014年夏モデル:7スタイルに変化するパソコンとは!?

NEWぱそこんライフ講座

第32部 INとOUTで楽しむパソコンライフ

第8回 2014年夏モデル:7スタイルに変化するパソコンとは!?

 初夏を迎え、そろそろパソコンの夏モデル発表の時期になります。東芝からも、7スタイルに変形する「dynabook KIRA L93」などの2014年夏モデルが発表されました。今回はデジ形平次(以下、デジ形)と妻・ミドリが、東芝パソコン夏モデルをアナ六に解説します。
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「大江戸ぱそこんライフ」

【登場人物紹介】

デジ形平次…江戸中に名を知られた腕利きの岡っ引。意外にも趣味はパソコンで、事件のない時は日がな一日ノートパソコンに向かっている。

アナ六デジ形平次の子分で、名前のとおりのアナログ人間。パソコンを使いこなせるようになりたいが、いつもトンチンカンなことを言ってデジ形を呆れさせている。

ミドリデジ形平次の女房。パソコンに関してはデジ形より詳しいというのがもっぱらの噂。

 彼らがお送りする時空を超えた『NEWぱそこんライフ講座』、さて今回のお話は……。

新登場!コンバーチブル&デタッチャブルPC「KIRA L93」

アナ六
「いやあ、ここのところ急に暑くなってきましたね」

デジ形
「もう初夏だからな」

ミドリ
「暑さよりも、朝晩の温度差のほうが体にきついさ」

アナ六
「そういえば、ここのところカゼ気味ですぜ、ヘックショイ!」

デジ形
「夜はけっこう涼しくなるから気をつけねえとな」

アナ六
「そういう親分の身体は大丈夫ですかい?」

デジ形
「おう、カゼなんかひいていられねえぞ」

アナ六
「へえーっ、何か大事な御用でもあるので?」

ミドリ
「いつものアレさっ」

アナ六
「ええっと、サッカーのワールドカップは来月だしなあ……」

デジ形
デジ形、呆れる 「スポーツを見るのは嫌いじゃねえが、それより重要なことがあるぞ、まだわからねえのか?」

アナ六
「そうそう、アレでしたね」

デジ形
「うむ、パソコンの2014年夏モデルが発表されたと聞いたら、カゼなんかひいている場合じゃねえからな」

アナ六
「なるほど、パソコンの話でしたか。ようやく合点がいきましたぜ」

デジ形
「なんでえ、知らねえクセに知っているフリしやがって」

アナ六
「でも、いつものことといっても、いつもよりソワソワしているようにみえますぜ」

デジ形
「ムフフフ、今回発表されたパソコンは、なんと“七変化”するんだぞ」

アナ六
「ええっ、『あるときは私立探偵、またあるときは謎の運転手、しかしてその実体は……』ってヤツですかい?」

ミドリ
「ずいぶん昔の映画を覚えているねえ。それに“七変化”ってのもちょいと古くさいんじゃないかい?」

デジ形
「オレにはしっくりくるんだがな。まあ、実際は“7スタイル”と呼んでいるぞ」

アナ六
「で、一体どんな形のパソコンなので?」

デジ形
「うむ、さっそく見ていこう。『dynabook KIRA L93』だ」

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2014年夏モデルの「dynabook KIRA L93」。高画質・高音質の特長に加えて、さまざまな形に変化するのが際立った特長です。

アナ六
「おや、見たところ普通のノートパソコンじゃねえですかい?」

デジ形
「これが基本形だからな。だが、7スタイルをまとめて紹介した画像もあるぞ」

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「dynabook KIRA L93」の7スタイルの変形をまとめた画像。ノートPCがタブレットになる機種は従来からありましたが、さらにさまざまな形態を提案しています。

アナ六
「ええっ、ただのノートPCなのに、こんなに形が変わるんですかい?」

デジ形
「どうだ、オレがソワソワするのもわかるってものだろう?」

アナ六
「一体どこをどう動かせばこんな形になるので?」

デジ形
「そこはあとで紹介するとして、まずは性能からだ。パソコンに『KIRA』って名前がついているのに気がついたか?」

アナ六
「dynabookのシリーズ名のひとつですね。でも、どこがポイントでしたっけ?」

デジ形
「基本的には薄型軽量のノートPC『ウルトラブック』の流れをくむもので、さらに高画質・高音質という特長を加えたものが『KIRA』だ」

アナ六
「簡単にいうと、薄くて軽くて、画面がきれいで音もいいってことで」

デジ形
「画面は13.3型のWQHD液晶で、2,560×1,440ドットだ。フルHDでは1,920×1,080ドットだから、高精細だってのがわかるだろう」

アナ六
アナ六、笑う「数字が大きいほうがきれいなんですね」

ミドリ
「これは実物を見て比べてもらいたいねえ」

デジ形
「しかもタッチ操作に対応しており、電磁誘導式デジタイザーを採用しているぞ」

アナ六
「『デジタイザー』って前に聞いたことがあったような?」

デジ形
「うむ。デタッチャブルウルトラブックの『dynabook V714』で採用している方式だ。専用ペンを使った手書き入力で、より正確で自然な書き味が得られる」

アナ六
「そうそう、紙にペンで書くような書き味を再現したんでしたね。で、高画質はわかりましたが、高音質のほうは?」

デジ形
「以前からdynabookのAVパソコンに搭載しているハーマン・カードン(harman/kardon)ステレオスピーカーを搭載し、ノートPCとは思えないようなすばらしい音を再現しているぞ」

ミドリ
「まるで、いくつかのパソコンから『いいとこ取り』したような機種だねえ」

アナ六
「性能がすばらしいってのはよくわかったので、肝心の七変化の解説をお願いしますぜ」

ミドリ
「7スタイルだよっ!」

360度回転ヒンジと脱着キーボードが生み出す多彩なスタイル

デジ形
「では、これから『dynabook KIRA L93』の7スタイルを紹介していこう。まずは通常のノートPCスタイルだ」

●ノートPCスタイル

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アナ六
「さっきも見ましたが、何の変哲もないノートPCですね」

デジ形
「本当にそう思うのか?ほかのノートPCと比べて見かけが違うところがあるだろう?」

アナ六
「はて、どこが違うんでしょう?」

デジ形
「普通のノートPCなら、キーボードの手前にタッチパッドがあるはずだ」

アナ六
「そういえば見当たりませんぜ。入力は指先のタッチ操作だけですかい?」

デジ形
「いや、こいつにはタッチパッドの代わりに『アキュポイント』という入力装置がある。キーボードの真ん中に丸いボタンのようなものがついているだろう?これを触って画面のポインタを動かし、キーボードの手前にあるボタンでクリックや右クリックを行う仕組みだ」

ミドリ
ミドリ、微笑む「少し前のモデルにもこの入力装置がついていたね」

アナ六
「でも、何でタッチパッドがなくなっちまったんでしょう。そういえば、キーボードと画面のあいだが少し離れているのも気になりますね」

デジ形
「うむ、そこが7スタイルを生み出すポイントのひとつだな。キーボードの部分が本体から切り離せるようになっているんだ」

アナ六
「ええっ、そんなことができるんですかい?」

デジ形
「もうひとつは、画面のついている天板と、キーボードをつないでいる蝶つがいの部分を『ヒンジ』と呼ぶが、これが360度回転できるようになっている」

アナ六
「360度ってのはグルッとひと回りするんですね。でも、そこまで回転する必要があるので?」

デジ形
「それはあとでわかるぞ。その前に天板を180度開いた状態の『フラット』というスタイルを紹介しよう」

アナ六
「パソコンがペッタンコになっちまいましたぜ」

ミドリ
「まさにフラット、つまり『平ら』ってわけだね」

●フラットスタイル

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アナ六
「これはどんなときに使うので?」

デジ形
「例えばテーブルを囲んで話し合ったりするとき、向かい合った相手に画面を見せることができる。もちろんそのときは相手が見やすくなるように、画面の上下を回転させることもできるぞ」

アナ六
「なるほど、相手側に画面がグルッとひっくり返るってわけで」

デジ形
「そして、この天板をさらに折り返し、山型にして立てたのが『テントスタイル』だ」

アナ六
「おおっ、平らだったパソコンが立った!」

●テントスタイル

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デジ形
「これはタブレットをスタンドで立てた状態だと思えばいいだろう。タッチ操作しかできねえが、映像をじっくり見るときなんかはいいだろうな」

ミドリ
「タブレットと違って手で支えなくていいから、長時間使うときには楽だねえ」

アナ六
「ええっと、画面がさかさまになったりしないので?」

デジ形
「そこはタブレットと同じで、角度を検知して画面が回転し、自動的に上下が合うようになっている。で、このままさらに天板を折りたたんで重ね合わせると、タブレットスタイルになるわけだ」

アナ六
「この形ならよく知ってますぜ!」

●タブレットスタイル

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デジ形
デジ形、笑う「さっきキーボードの部分を取り外せると言ったが、このタブレットスタイルで使うときは、キーボードを取り外すとより軽くなって扱いやすいぞ」

ミドリ
「キーボードを取り外しておけば、画面の背面にあるWebカメラも使えるんだよっ」

アナ六
「へえーっ、そういうときにキーボードを外すので?」

デジ形
「うむ。それにこれから話すスタイルはすべてキーボードを外した形態だ。まずは、ヒンジの部分を45度程度に折り曲げて、画面を斜めに立てた『キャンバススタイル』ってのがある」

ミドリ
「『キャンバス』っていうのは油絵なんかを描く『カンバス』と同じ言葉だねっ」

アナ六
「おっ、これも見慣れない形ですね」

●キャンバススタイル

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デジ形
「このスタイルは、名前のとおりペンを使って絵を描いたり、手書き文字入力をするときに使いやすいだろう」

アナ六
「キーボードを取り外した余りの部分は、画面に角度をつけるのに役立つんですね」

デジ形
「そうだな。もうひとつ、この余りの部分を利用して画面を立てたのが『スタンドスタイル』だ」

アナ六
「おおっ、横になっていたキャンバススタイルを持ち上げて立てた感じですね」

●スタンドスタイル

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アナ六
「でも、この形はさっきのテントスタイルと同じなのでは?」

デジ形
「まあ、画面を立てて使うという点では同じだが、こちらはキーボードを切り離した状態だ。そして、これにキーボードを組み合わせたのが、7つめの『デスクトップスタイル』になる」

アナ六
「ええっ、切り離した状態でもキーボードが使えるので?」

ミドリ
「ブルートゥースなどの無線キーボードはもう常識だよっ!」

●デスクトップスタイル

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アナ六
「でも、もともとノートPCとして使えるんだったら、いちいちキーボードを切り離さなくてもいいのでは?」

デジ形
「それは時と場所によるだろう。例えば2人で画面を見て、そのうち1人がキーボードをヒザの上に置いて操作するとかな」

ミドリ
「画面を台の上など目線の位置に置いて、手元でキーボードを操れば、姿勢がよくなるかもしれないね」

アナ六
「まさしく名前どおりの『デスクトップ』パソコン状態ですね。しかし、ここまで形が変わると、まさに七変化ですぜ」

デジ形
「それぞれのスタイルを状況に応じて使い分けるっていうのがうまい使い方だろうな」

アナ六
アナ六、困る「でも、キーボードが取り外せるんだったら、失くしそうで心配だなあ」

ミドリ
「子供のおもちゃじゃないよっ!」

モデル名がシンプルになった新しいdynabook

デジ形
「ここまでは『dynabook KIRA L93』を紹介したが、ここからはそれ以外の東芝2014年夏モデルを紹介しよう」

アナ六
「おおっ、どんなモデルが登場したので?」

デジ形
「その前に、今回の夏モデルから、モデル名の表記が変わったぞ」

ミドリ
「何年かに1回変更するようだね」

アナ六
「どこが変わったんでしょう?」

デジ形
「すでに紹介した『dynabook KIRA L93』でいうと、『L93』の部分だ。今までは『英字+3ケタ数字』だったのが、『英字+2ケタ数字』になった」

アナ六
アナ六、笑う「数字がひとつ減ったんですね。こりゃあ覚えやすくなりましたねえ」

デジ形
「そこがポイントだな。で、まずは液晶一体型PCだが、『dynabook REGZA PC D81』『dynabook REGZA PC D71』『dynabook D61』『dynabook D51』の4モデルだ」

アナ六
「おおっ、D81、D71、D61、D51とは、本当に覚えやすいですね」

デジ形
「いずれも21.5型のフルHD液晶画面だが、このうち『REGZA PC』のD81とD71はテレビチューナー付きのモデルで、D81はタッチ対応って違いがある」

アナ六
「D61とD51は、どう違うので?」

デジ形
「この2機種は性能の違いで、D61のほうがCPU性能が高く、メモリやHDD容量が多く、ブルーレイディスクドライブを搭載しているって具合だ」

ミドリ
「それから、D71はCPUが『Core i7』と『Celeron』の2モデルがあるよっ」

アナ六
「色違いもあるし、いろいろ選べますねえ」

●dynabook REGZA PC D81

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21.5型フルHD液晶画面のAVPC「dynabook REGZA PC D81」。カラーバリエーションは、白と黒の2色で、ほかの液晶一体型PCも同じです。

ゴールドが加わったスタンダードモデル

デジ形
「あと今回発表されたのはスタンダードノートPCの『dynabook T75』と『dynabook T55』だ。これもT75がタッチ操作対応って違いがある」

アナ六
「こっちも機種名の数字が2ケタですね」

デジ形
「うむ。このうちT55は性能の違いによって『T55/76M』『T55/56M』『T55/45M』の3モデルに分かれているぞ」

ミドリ
「CPUやメモリ容量が違うんだね。あと、T55は新色があるらしいね」

デジ形
「うむ、白(リュクスホワイト)・黒(プレシャスブラック)・赤(モデナレッド)に金(ライトゴールド)が加わったぞ。だが『T55/56M』だけは赤か金の2色だ」

アナ六
「金とはこれまたゴージャスな。ピカピカ輝いているんですかねえ」

デジ形
「そんな目がチカチカするようなものじゃねえぞ。金とはいっても、目にやさしい渋い色になっているはずだ」

ミドリ
ミドリ、笑う 「ほかにも、アメリカで人気のオーディオブランド『スカルキャンディー(Skullcandy)』がサウンドシステムを監修して、臨場感あふれる音を再生するらしいよっ」

アナ六
「毎度のことながら、スタンダードモデルといいながらレベルが高いですねえ」

●dynabook T55

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新色の「ライトゴールド」モデルの「dynabook T55」です。付属のマウスも本体にあわせて金色に染められています。

アナ六
「しかし、今回の『dynabook KIRA L93』には驚かされましたねえ」

デジ形
「うむ、こいつは評判になるだろうな」

ミドリ
「7スタイルの変化が話題になるだろうけど、画面の美しさにも注目してほしいよっ」

アナ六
「でも、“七変化”ってのはいい響きだなあ」

デジ形
「うむ、あるときはお江戸を守る岡っ引、そしてまたあるときは無類のパソコン好き、しかしてその実体は……」

アナ六
「はて、親分の実体は?」

ミドリ
「岡っ引じゃないのかい?」

デジ形
デジ形、笑う「ムフフ、岡っ引ってのは世を忍ぶ仮の姿よ。その実体は……」

アナ六
「まあ、どんな姿でも親分は親分ですぜ!」

デジ形
「待て、勝手にオチをつけるな!」


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