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第34部・第1回 タブレットでもスイスイ文字入力

NEWぱそこんライフ講座

第34部 タブレットで楽しむ「○○の秋」

第1回 タブレットでもスイスイ文字入力

 パソコンにあってタブレットにないものといえば、文字を入力するキーボードですね。タブレット未経験者は文字入力がどうなっているのか知りたいのでは?今回はデジ形平次(以下、デジ形)と妻・ミドリが、Windowsタブレットの文字の入力方法をアナ六に解説します。

講座で使用しているタブレットPC

dynabook Tab S50/36M

dynabook Tab S50/36M

CPU:Atom Z3735F 1.33GHz

メモリ:2GB

ストレージ:64GB フラッシュメモリ

ディスプレイ:10.1型ワイドWXGA

OS:Windows 8.1 with Bing 32ビット

dynabook Tab S38/26M

dynabook Tab S38/26M

CPU:Atom Z3735F 1.33GHz

メモリ:2GB

ストレージ:64GB フラッシュメモリ

ディスプレイ:8.0型ワイドWXGA

OS:Windows 8.1 with Bing 32ビット

イメージ

「大江戸ぱそこんライフ」

【登場人物紹介】

デジ形平次…江戸中に名を知られた腕利きの岡っ引。意外にも趣味はパソコンで、事件のない時は日がな一日ノートパソコンに向かっている。

アナ六デジ形平次の子分で、名前のとおりのアナログ人間。パソコンを使いこなせるようになりたいが、いつもトンチンカンなことを言ってデジ形を呆れさせている。

ミドリデジ形平次の女房。パソコンに関してはデジ形より詳しいというのがもっぱらの噂。

 彼らがお送りする時空を超えた『NEWぱそこんライフ講座』、さて今回のお話は……。

タブレットで文字を入力するには?

アナ六
「てえへんだ、今年もあと3カ月になっちまいましたぜ!」

デジ形
「別にあわてることはないだろう、世の中が終わっちまうわけじゃねえし」

ミドリ
「本格的な秋になったんだから、じっくり味わえばいいのにねえ」

アナ六
「放っておくとボーッとしたまま一年が終わっちまいそうで」

デジ形
「今から何か始めればいいじゃねえか。秋ってのはそういう季節だぞ」

アナ六
「いわゆる『なんとかの秋』ってヤツですね」

ミドリ
「涼しくなって活動しやすくなったから、『読書の秋』『スポーツの秋』とかいって自分の好きなことに打ち込むわけさ」

アナ六
アナ六、笑う「あっしは『食欲の秋』に打ち込みてえなあ」

デジ形
「自分で料理を作って写真を撮ったり、食べ歩いてその感想をブログに書いたりするわけか?」

アナ六
「ええっ、そこまでは考えていませんでした」

ミドリ
「『ご飯をお腹いっぱい食べる』とか思っていたんじゃないだろうね?」

アナ六
「ギクギクッ!」

デジ形
「今までの『食欲の秋』はそれでよかったかもしれねえが、タブレットやパソコンがあれば、“食の道”をいろいろ探究できるぞ」

アナ六
「なるほど、タブレットだったら手軽に外へ持ち出せるから、食べ歩きの写真なんかも簡単に撮れますね」

デジ形
「その写真に文章をつけてブログにすることもできるしな」

アナ六
「でも、あっしの知り合いでブログをやっているヤツがいるんですが、『タブレットはキーボードがないのに文字が打てるのか?』って言ってましたぜ」

デジ形
「まあ、パソコンを使い慣れた人には、タブレットのソフトキーボードはちょいと戸惑うかもしれねえな」

アナ六
「そのソフトボールみたいなヤツは、タブレットで文字を入力する場面になると、下からせり上がってくるんでしたね」

ミドリ
「『ソフトキーボード』だよっ、わざと言い間違えているんじゃないだろうね」

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dynabook Tabのソフトキーボード。普通のキーボードと同じ配列になっており、両端の「↑」はシフトキーを表し、タップすると大文字の英字を入力できます。「スクリーンキーボード」とも言います。

アナ六
「なるほど、このアルファベットの並び方はパソコンと同じですね」

デジ形
「『QWERTY』式と呼ばれているものだ。パソコンのキーボードに慣れていれば、すぐに使えるはずだぞ」

アナ六
「えーっと、『a』はどこでしたっけ?」

ミドリ
ミドリ、困る 「おやおや、まだ慣れていないのかい?」

アナ六
「いえ、ちょいと度忘れしたようで。ところで、ここにはアルファベットといくつかの記号しかありませんが、数字を打つときはどうするので?」

デジ形
「うむ、そこはパソコンのキーボードと違うところだな。左下にある『&123』ってキーをタップすると切り替わるぞ」

アナ六
「おおっ、数字のキーが出てきましたね」

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「&123」をタップして表示キーを数字と記号に切り替えました。さらに左端の矢印をタップすると、下の画面のように別の種類の記号が表示されます。

アナ六
「キーボードの使い方はわかりましたが、ニコニコしているマークのキーが気になりますぜ。こいつをタップするとどうなるので?」

デジ形
「うむ、これはいわゆる絵文字ってヤツだな。いろいろなイラストや記号を入れることで、文字では表せない気持ちや感情を表現するってわけだ」

アナ六
「若いヤツらがよくメールに使っていますね」

ミドリ
「今や絵文字を使う人に年齢は関係ないさ」

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スマイルマークのキーをタップすると、絵文字を入力できるようになります。数字キーの場合と同じく、左側の矢印をタップすると、絵文字が切り替わります。また、下の画面のように下段のキーをタップすると、キーの模様に応じて絵文字の種類が替わります。

フリック入力もできるテンキー方式

デジ形
「最初にQWERTY方式のソフトキーボードを紹介したが、実はこれ以外の入力方式にも切り替えることができる」

アナ六
「へえーっ。でも、パソコンのキーボードと似たようなものがあれば、それで十分なのでは?」

デジ形
「そいつはどうかな。ソフトキーボードの右下にあるキーボードのアイコンをタップすると切り替わるぞ」

アナ六
「おやっ、左右にキーが分かれて、左側が数字、右側がひらがなになりましたね」

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右下のキーボードの形のキーをタップすると、キーボードをほかの方式に変更できます。テンキー方式のキーボードは、タブレットを手で持ったまま親指で入力できるのが特徴です。

アナ六
「文字が『あ・か・さ・た・な……』しかないってことは、こいつはひょっとしたら、携帯電話のボタンと同じなのでは?」

ミドリ
「おや、よく気がついたね」

デジ形
「うむ、並び方は携帯電話と同じだ。それで左側では数字、右側では文字を入力するわけだ」

アナ六
「携帯電話ってことは、『い』を入力するときは『あ』を2回タップして、『す』を入力するときは『さ』を3回タップするって具合ですかい?」

デジ形
「その通り。入力も携帯電話と同じだ」

ミドリ
「携帯電話のメールに慣れている人はこっちのほうがやりやすいかもしれないね」

デジ形
デジ形、笑う「しかも『フリック入力』もできるんだぞ」

アナ六
「『クリック』じゃなくて『フリック』ですかい?」

デジ形
「フリックってのは、タップと同じくタッチ操作の方法のひとつで、指先をタップしてからいずれかの方向へ払う動作のことをいう」

アナ六
「思い出しましたぜ。若いヤツがスマートフォンを握っている手の親指を画面上のあちこち動かしていると思ったら、実はメールを打っていたってことがありました。あれはどうなっているので?」

デジ形
「例えば『あ』をタップして指を離さないでおくと、四方向にほかのあ行の文字が表示される。左が『い』、上が『う』、右が『え』、下が『お』って具合だ。それで、入力したい文字の方向へフリックするわけだ」

アナ六
「へえーっ、そんな仕組みになっていたとは。でも、それってやりにくくないですかねえ?」

デジ形
「知ってのとおり、スマホの操作に慣れた若いヤツらは、恐ろしい速さでフリック入力をしているぞ。どの方向にどの文字が出てくるかが覚えられれば速くなるんじゃねえかな」

ミドリ
「そうは言っても、携帯電話の入力方法に慣れているとフリック入力にはなかなか挑戦できないけどね」

アナ六
「う~ん、どちらのやり方を選べばいいのやら」

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「あ」をタップして指を離さないでおくと、写真のように四方に「い」から「お」が表示され、その方向に指をフリックさせると文字が入力できます。

手書きの文字がフォントに変換

デジ形
「文字入力の方式はもうひとつある。手書き入力だ」

アナ六
「画面に直接文字を書くんですね。キーボードが苦手なあっしには、こいつが一番やりやすいかもしれませんぜ。でも、どういう仕組みなんですかい?」

デジ形
「手書き入力のスペースに指先やタッチペンで文字を書き込むと、自動的にフォントの文字に変換される。漢字を直接書いてもいいし、ひらがなを漢字に変換することもできるぞ。最後に右側の『挿入』をタップすると画面上に表示される」

アナ六
「そいつは便利だ。でも、あっしのヘタクソな字でもちゃんと変換されますかねえ?」

ミドリ
「丁寧に書けばほとんどの文字は認識されるはずさ」

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手書き入力の画面。短いタテ線で区切られたスペースに文字を書き込んでいくと、自動的に認識されてフォントの文字に切り替わります。最後に右側の「挿入」をタップすると入力した文字が画面に表示されます。

アナ六
「自動なのはいいですが、間違って別の字に変換されたりしたらどうなるんでしょう?文字を直したりできるので?」

デジ形
「それは間違えた文字の上に重ねて書くなどの方法があるぞ。それにヘルプキーをタップすれば文字の修正、削除などのやり方がアニメで表示される」

アナ六
「おおっ、こいつはわかりやすいですねえ」

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「?」のキーをタップすると「修正」「削除」「間隔の挿入」「間隔の削除」の4種類のアイコンが表示され、タップすると操作方法のアニメが表示されます。

Bluetoothキーボードとタブレットを接続

アナ六
「ここまでWindowsタブレットのいろいろな文字入力の方法を教わりましたが、それでもパソコンと同じキーボードのほうがやりやすいって人はどうすればいいので?」

デジ形
「そりゃあ、タブレットをあきらめてパソコンを買えばいいんじゃねえのか?」

ミドリ
「dynabook KIRA L93のように、タブレットにもなる機種だってあるしねえ」

アナ六
アナ六、怒る 「ムムムッ、ほかに何か解決法がありませんでしたっけ?」

デジ形
「前に教えたのを覚えているようだな。ブルートゥース(Bluetooth)の無線キーボードを使えばいい。これならキーボードを使ってタブレットの文字入力ができるぞ」

ミドリ
「同じくブルートゥースの無線マウスを使えば、マウスとキーボードでタブレットを操作できるよっ」

アナ六
「それですぜ!」

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「dynabook Tab S38」とブルートゥースのキーボード。このキーボードはマイクロソフト製で、キーボードカバーがタブレットを立てるスタンドも兼ねています。

アナ六
「この無線キーボードってのは、買ったらすぐに使えるので?」

デジ形
「いや、『ペアリング』といって、タブレットがキーボードを認識するための設定が必要だ」

アナ六
「なんだか面倒くさそうですねえ」

デジ形
「そんなことはねえぞ。タブレット側では『PC設定』の『Bluetooth』でブルートゥースの機器を検索し、キーボードは特定のスイッチを押すなどして検出可能な状態にする」

アナ六
「おっ、タブレットのほうに『ペアリング』ってボタンが出ましたね」

デジ形
「これをタップすると、『パスコード』という数字が出るから、それをキーボードで入力する。そうすればキーボードが使えるようになるぞ」

ミドリ
ミドリ、微笑む「最初にこれを1回やるだけで、あとは自動的につながるはずさ」

アナ六
「いつもはタブレットとして使って、文章を書くときはキーボードを使えるってわけで。こいつは便利ですねえ」

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キーボードとのペアリングの準備ができた画面と、パスコードの画面。パスコードは1回かぎりのもので、設定を行うたびに異なる数字が表示されます。また、マウスの場合はパスコードを使用せずにペアリングを行います。

最初からキーボードが使えるWindowsタブレット

デジ形
「今教えたのは、タブレットを買ってからブルートゥースのキーボードを買い足すって話だったが、最初からキーボードが付属したWindowsタブレットを買う手もあるぞ」

アナ六
「それって、親分が持っている10.1型タブレットの話ですね」

デジ形
デジ形、笑う「その通り、『dynabook Tab S50/36M』だ。第33部・第10回で紹介したな」

ミドリ
「同じ『dynabook Tab S50』でもキーボードが付いているものと付いていないものがあるから注意してほしいね」

アナ六
「キーボードのスタンドにタブレットをセットすれば、見た目はノートパソコンとまったく同じですね」

ミドリ
「画面の中身もパソコンと区別がつかないね」

アナ六
「こりゃあ、キーボードだけじゃなくてマウスも欲しくなりますぜ」

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キーボードのカバーを折りたたんでスタンドにすると、右のようにタブレットを立てることができます。キーボードはタッチパッドもついており、パソコンのキーボードと同じように使用できます。

デジ形
「これでタブレットを使った文字入力はわかったな」

アナ六
「へいっ、ブログでもメールでも何でもござれですぜ」

ミドリ
「それでアナ六は何を始めるんだい?」

アナ六
アナ六、困る「えーっと、『○○の秋』ってのが多すぎて何をしたらいいのか迷っちまいますぜ」

デジ形
「じゃあ、Windowsタブレットと『○○の秋』をあわせていろいろ教えてやるか」

ミドリ
「それが今回から始まった新しい部のテーマだねっ」

アナ六
「うーん、教わっているうちに冬になっちまいそうだなあ」


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