●講座で使用しているノートパソコン

dynabook T67/T

CPU：Core i5-5200U

メモリ：4GB

HDD：1TB

グラフィック：インテル HD グラフィックス5500（CPUに内蔵）

ディスプレイ：17.3型ワイドFHD

OS：Windows 10 Home 64ビット

「大江戸ぱそこんライフ」

【登場人物紹介】

デジ形平次…江戸中に名を知られた腕利きの岡っ引。意外にも趣味はパソコンで、事件のない時は日がな一日ノートパソコンに向かっている。

アナ六…デジ形平次の子分で、名前のとおりのアナログ人間。パソコンを使いこなせるようになりたいが、いつもトンチンカンなことを言ってデジ形を呆れさせている。

ミドリ…デジ形平次の女房。パソコンに関してはデジ形より詳しいというのがもっぱらの噂。

　彼らがお送りする時空を超えた『NEWぱそこんライフ講座』、さて今回のお話は……。

メーカー直販のオンラインショップ「東芝ダイレクト」

アナ六「今年は暖冬だとか言いますが、それでもかなり寒くなってきましたねえ」

デジ形「いったんコタツに入ると、なかなか出られなくなったな」

ミドリ「親分は寒がりだからねえ」

アナ六「あっしの知り合いにも、筋金入りの寒がりがいますぜ。この前、あっしがそいつに『パソコンを買いに行くって言ってたけど、どうした？』って尋ねたら『寒くなったから、できるだけ家から出たくねえ。春になったら買いに行く』なんて言いやがって」

ミドリ 「冬眠でもするつもりかね。年末はいろいろ買い時なのに、もったいない話だよっ」

デジ形「まあ、買い物をするだけだったら、無理に家の外に出なくてもいいじゃねえか」

アナ六「誰かに買い物を頼むんですかい？」

ミドリ「食材や生活用品ならともかく、あたしはご免だよっ」

デジ形「そうじゃなくて、インターネットショッピングって便利なものがあるだろうが」

アナ六「そうでしたねえ。じゃあ、今回はインターネットでのパソコンの買い方を教えてもらえるわけで？」

デジ形「うむ。だが、一般のインターネットショッピングだとあまり教えることがないから、今回はちょいと普通とは違う店を紹介しよう」

アナ六「それって一見さんお断りとか、普通の人は入れないとかっていう店で？」

ミドリ「高級料亭の話じゃないよっ」

デジ形「普通と違うってえのは、パソコンメーカーが直接自社のパソコンを売っているWebサイトっていう意味だ」

アナ六「へえーっ。でもそれって、普通のショッピングサイトとは、どこが違うので？」

デジ形「そのあたりをこれから説明していこう。今回紹介するのは東芝の直販サイト『東芝ダイレクト』だ」

Webオリジナルのパソコンが買える

デジ形「『東芝ダイレクト』というのは、東芝の製品を直接オンラインで販売するサイトで、パソコン以外にもテレビやレコーダー、一般の家電製品も買うことができるぞ」

アナ六「そりゃあ、すごいって言いたいところですが、それだったらほかのショッピングサイトと変わらないのでは？」

デジ形「パソコンに関していえば、売られているのは『Webオリジナルモデル』だ。つまり、ここでしか買えないっていうことだな」

アナ六「電器店とかじゃ買えないパソコンがあるっていうことですかい。そいつは気になりますねえ」

デジ形 「もうひとつのメリットは、無料で登録できる『Room1048』の会員になれば、特別価格で購入できるぞ」

アナ六「この場合の特別ってのは、“特別に安い”っていう意味ですよね」

デジ形「そりゃあ、そうだろうな。ほかにも購入履歴などの情報を見ることができたり、メールマガジンが送られてきて最新の情報を知らせてくれるなど、会員になればいろいろな特典がある」

ミドリ「会員にならなくても買えるけれど、会員になるほうがいろいろお得っていうわけだね」

選択肢の幅が広いスタンダードモデル

アナ六「ところで、さっき言ってた『Webオリジナルモデル』っていうのは、お店で買うヤツとどこが違うんでしょう？」

デジ形「基本的には、いわゆる店頭モデルの延長線上にあると思っていいだろう」

アナ六「それってどういう意味で？」

デジ形「つまり、店頭モデルと同じ種類のものが、Webオリジナルモデルでも売られているっていうわけだ」

アナ六「それならオリジナルっていうのとは違うのでは？」

デジ形「性能がほぼ同等のものもあるが、Webオリジナルモデルのほうが選択肢の幅が広くなっている」

アナ六「それって、種類が多いっていうことですかい？」

デジ形「うむ。例えば15.6型画面のスタンダードモデルは、『dynabook AZ05』から『dynabook AZ95』まで10機種もあるぞ」

アナ六「05、15、25って具合に、95まで続くんですね」

デジ形「しかも、機種によっては違う色を選べたり、ハイブリッドドライブとSSDから選択できたり、それにオフィスを付属させるかどうかも選ぶことができる」

ミドリ 「そういうのを合わせると、15.6型画面というだけで、何十種類の中から選べるっていうわけだね」

アナ六「それだけたくさんあると、迷ってしまいますぜ」

17.3型の大画面ノートパソコンが充実

デジ形「種類の多さという点では、17.3型画面のスタンダードモデルも充実しているぞ」

ミドリ「17.3型スタンダードの店頭モデル『dynabook T67』は、第38部・第5回で紹介しているね」

アナ六「画面が大きくてスリムなノートパソコンですね」

デジ形「店頭モデルでは1機種しかなかったが、Webオリジナルモデルでは5機種から選ぶことができる」

アナ六 「それって、それぞれ性能が違うっていうことですよね」

デジ形「その通りだ。店頭モデルの『dynabook T67』の基本性能は、この講座の最初に掲載しているが、例えばCPUが『Core i5』なのに対して、Webオリジナルモデルでは『Core i5』以外に『Core i3』『Core i7』から選ぶことができるぞ」

アナ六「3、5、7の順で数字の大きいほうが高性能なんですね」

デジ形「うむ。それからメモリも店頭モデルでは4GBだが、Webオリジナルモデルでは16GBのメモリを搭載した機種もある」

ミドリ「光学ドライブもDVDなのが、Webオリジナルの上位機種だとブルーレイだねっ」

アナ六「なるほど、店頭モデルの性能じゃあ物足りないっていう人には、Webオリジナルモデルがオススメなわけですね」

3Dゲームも楽しめる高性能モデル

デジ形「今紹介した17.3型スタンダードモデルもそうだが、Webオリジナルモデルでは店頭モデルより高い性能のものを買うことができる」

アナ六「性能が高いっていうと、お値段もそれなりでは？」

ミドリ「そりゃあ性能が高ければ仕方がないさ。でも、手ごろな値段で買える機種だってあるよ。選択肢が広いっていうのは、そういう意味もあるね」

デジ形「その通りだな。で、性能の話に戻るが、Webオリジナルモデルの特長として、スタンダードモデルでは高性能なGPUを搭載したものを選ぶこともできるぞ」

アナ六「ええっと、GPUってのは何のことで？CPUならわかりますが」

デジ形「GPUってのはパソコンの内部で画像の処理を行う部分で、通常はCPUに含まれているが、特に高速な処理を行いたい場合は、CPUとは別に高性能なGPUを搭載することがある」

ミドリ「グラフィックボードとか呼ばれることもあるね」

アナ六「なるほど、でも高速な処理ってのは、どんな場合に必要になるので？」

デジ形 「例えば、アナ六の好きなゲームだな。3Dグラフィックをふんだんに使ったオンラインゲームなどは、画像をスムーズに動かすためにGPUが必要になるんだ」

アナ六「へえーっ、パソコンのゲームってのはぜいたくなものなんですねえ」

掘り出し物がみつかるかも!?アウトレットコーナー

デジ形「あと、東芝ダイレクトならではの特長として、『アウトレットコーナー』というものがあるぞ」

アナ六「ああ、町からちょいと離れた場所にあって、ブランド品とかがとびきり安く売られているところですね」

ミドリ 「それはアウトレットモールだよっ」

デジ形「まあ、アウトレット品を安く売るってのは同じだがな」

アナ六「ええっ、パソコンが大安売りなので？」

デジ形「大安売りってほどでもねえが、前シーズンのモデルなどが数量限定の特別価格で買えるっていうコーナーだ」

ミドリ「最新の機種が欲しいっていう人には向いていないけれど、掘り出し物を探すのが好きな人にはオススメだねっ」

見て、触って買うことができる「東芝ダイレクト スポット」

アナ六「東芝ダイレクトが便利なのはわかりましたが、あっしの知り合いにはインターネットショッピングはやらないっていうヤツもいますぜ」

デジ形「パソコンが苦手なのか、それともセキュリティが心配なのか？」

アナ六「いや、やっぱりモノを実際に手にとってみないと、安心して買えないってことらしくて」

ミドリ「通信販売で買い物をして、届いてみたら想像と違っていたっていうこともあるからね」

デジ形「Webオリジナルモデルは基本的にWebサイトから注文するしかねえが、実は一部の家電量販店では、Webオリジナルモデルを展示販売しているぞ」

アナ六「ええっ、Webサイトでしか買えないはずのモデルが普通にお店に展示されていて、その場で買えるんですかい？」

デジ形「展示されているのは人気製品だけらしいけどな。あと、仕組みとしては、お店で注文・支払いをして、製品は東芝ダイレクトから配送されるっていうことらしい」

ミドリ「買ったパソコンをそのまま持ち帰るっていうわけにはいかないんだね」

デジ形「お店でパソコンを見て、触って、その場でインターネットショッピングの注文をするって感じかな」

アナ六 「へえーっ、そんな仕組みがあったとは。でも、一部のお店でしかやってないんですよね」

デジ形「その場合は、店頭モデルを見て大きさや重さを確認し、家に帰ってから同型のWebオリジナルモデルを注文するっていう手もあるだろう」

ミドリ「店頭モデルをそのまま買っちゃったほうが手っ取り早いかもしれないけどね」

アナ六「その、同型のWebオリジナルモデルってえのは、どうすればわかるんですかい」

デジ形「dynabookのWebサイトで店頭モデルの機種紹介のページを見ると、『Webオリジナルモデルと機能を比較』っていうボタンがある。これをクリックすれば、同型のWebオリジナルモデルが出てくるぞ」

アナ六「ほほう、それを見れば、どのWebオリジナルモデルを注文すればいいかわかりますね」

ミドリ「東芝ダイレクトのページにジャンプするボタンもあるから、機種がわかったらすぐに注文できるね」

デジ形「すぐには注文せずに、東芝ダイレクトでほかの機種を見て比較・検討するのもいいぞ」

アナ六「それで気になる機種があったら、同じ型の店頭モデルを見に行く……なんてことを繰り返していたら、いつまでたってもパソコンを買えませんぜ」

デジ形 「そうやっていろいろ悩むのも、買い物の楽しみだぞ」

アナ六「そんな悠長なことをしていたら、次の春モデルが発売になっちまいますぜ」

ミドリ「そうしたら、また春モデルの購入をじっくり検討するわけだね」

デジ形「パソコン好きの悩み、いや楽しみは尽きねえなあ」