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白州次郎に学ぶ「最後まで自分らしく生きる」ための遺言書の作り方

「葬式無用 戒名不用」83歳で永眠した、かの白州次郎の遺言書に書かれたのは、このたった二つの言葉でした。“遺言書”と聞くと、「財産があるような資産家ではないし…」「なんだか暗いイメージで縁起が悪いし…」「手続きが面倒くさそう…」など、あまり良いイメージがないかもしれません。しかし、“遺言書”は、最後まで自分の意思を表示し、思いを繋いで残すこと。自分らしい人生のための“遺言書”作りをおすすめします。

遺言書のすすめ

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

遺言書はどんな時に必要なの?知っておきたい遺言状の効力

「葬式無用 戒名不用」ー旧白洲邸武相荘より

83歳で永眠した、白州次郎の遺言書に書かれたのは、このたった二つの言葉。
役割を終えたものは風のように去るべきである、という自分の信条をつらぬいた、白州らしい言葉だといえます。白州の家族も、この言葉の意思を尊重し、葬儀も行わず、戒名もありませんでした。現世にしばられることなく颯爽とこの世をさることは、きっと白州にとって最高の往生だったことでしょう。
自分に万が一のことがあったとき、葬儀や財産分与についての判断は残された人達に任されますが、生前に遺言書を残しておけば、最後まで自分の意思を引き継いでもらうことができます。

遺言書の種類と作り方

まず、遺言書には以下の3つの種類があります。
○自筆証書遺言
自筆証書遺言は、「自筆証書によって遺言をするには、遺言者がその全文、日付及び氏名を自書し、これに印を押さなければならない」と、民法第968条で規定された遺言方法です。自分で文字が書けて、押印ができる状態であれば作成できるため、最も簡単な遺言方法です。
○公正証書遺言
公正証書遺言は、遺言者が公証役場の公証人に遺言内容を伝えて、公証人は遺言者から聞いた内容を遺言書に落とし込むという、共同で作っていく遺言方法です。自分ひとりで書く自筆証書遺言に比べ、専門家のチェックが入るため確実性があり、遺言が無効になる事も無いのが特徴です。
○秘密証書遺言
秘密証書遺言(ひみつしょうしょゆいごん)とは、遺言者が遺言の内容を誰に知られたくない場合に利用する遺言方法で、自筆証書遺言と公正証書遺言を足して割ったような遺言書で、遺言者が自分で書いた遺言書を公正役場に持って行き、間違いなく本人のものである事を明確に出来るという特徴があります。

この中で、費用もかからず一番作成しやすいのは、自筆証書遺言です。ただし、自筆証書遺言の場合、何か不備があると法的に無効になってしまう可能性があるので、必ず全文手書きで記入する事や、日付や氏名の記入や押印を忘れないこと、紛失しないことなど、注意をする必要があります。

家族のために、じっくり考えてゆとりを持って準備しよう

60代・70代のシニア世代にとっては、終活は最も関心のあることだと思います。自分には大した財産がないと考えている人でも、土地や家屋、そして預金や死後の保険金が、親族の間で揉め事の原因になってしまうケースもあります。遺産の分配方法を自分の思った通りにしたい、自由に決めたいといった場合は遺言書の活用がもっとも有効です。もし自分でどうしたらよいかわからない場合は、遺言書に詳しい弁護士に無料相談してみるのもいいかもしれません。最後まで、自分らしく生きるために、遺言書について、一度考えてみるのはいかがでしょうか?

参考リンク:弁護士会が運営する安心と信頼の法律相談センター

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