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外国人労働者の受け入れ、どう思いますか? – 共生への地域の取り組み

国会で議論になっている「外国人労働者の受け入れ」

人手不足を背景に経済界から強い要望がありますが、問題も指摘されています。
すでに日本は多民社会ともいわれていますが、あなたは受け入れ政策をどう思いますか?

“人手不足”解消となるか?政府による方針の大転換

花畑

画像提供:imagenavi(イメージナビ

日本で働く外国人労働者の数は過去最高の128万人いると言われています。
外国人労働者の手も借りたいほど、現代の日本は人手不足です。

内閣府が昨年6月に発表した「経済財政運営と改革の基本方針2018」によると、人口減少・少子高齢化は、経済再生と財政健全化の両面での制約要因となり続けると予測しています。
そして、来る2024年には歴史上初めて50歳以上の人口が4割を超えることになるといいます。

その後も若年人口や生産年齢人口が急速に減少していく一方、高齢者人口は2040年ころのピークに向けて増加。
75歳以上の後期高齢者の総人口に対する比率は2030年ころには2割に近づくと見られています。

そんななか、女性や高齢者の労働参加が進んだ場合でも、2030年までに就業者数は減少に転じる可能性も示唆。
この人手不足を解消するために、即戦力となる外国人労働者を幅広く受け入れるための新たな在留資格が設けられます。

在留資格を儲けることで、今後は一層外国人労働者の増加が見込まれるでしょう。

実際に外国人労働者(研修生)はどのような労働をしているのでしょうか?

鹿児島市から飛行機で南に1時間ほどの沖永良部島は花の島として知られています。
年間平均気温は22度と温暖で、距離も風土も沖縄に近いとてもよい環境の島です。

沖永良部島の主要産業は花栽培

花栽培農家には多くの外国人実習生がいます。
しかし、外国人実習生が逃げ出すことが問題になっているのです。

その理由のひとつが最低賃金の違い。

当時東京の最低賃金は821円、鹿児島県は642円でした。

低賃金で労働させられることに嫌気が差し、逃げ出す外国人実習生問題が深刻になっています。
沖永良部島のような小さな島でも例外ではなく、多くの実習生が逃げ出しているそう。

日本的な労働スタイルでは外国人労働者が長くいつくことは難しく、ほかの研修生とのやり取りで、自分が置かれている環境を理解し、すぐに逃げ出してしまうのが現在の問題点と言えそうです。

 

年代別の意識調査では以外な結果が

収穫

画像提供:imagenavi(イメージナビ

日本労働組合総連合会はネットエイジア協力のもと、外国人労働者の受け入れおよび、外国人との共生に対する意識について把握するため、「外国人労働者の受入れに関する意識調査」を実施。

この調査では全国の20歳から69歳の働く男女1,000人を対象に、職場における外国人労働者の受入れ状況や外国人労働者の受入れに対する意識を聞いたものです。

まず全回答者に職場に外国人労働者がいるかを訪ねたところ、「いる」が27.7%、「いない」が72.3%となり、3割近くが職場に外国人労働者がいることがわかりました。
またエリアで見てみると、関東地方が33.0%で最も高く、北海道・東北は12.1%と、最も低い結果になりました。

次に日本全体として外国人労働者が増えることに対して、どのように思うのかを訪ねたところ、「よいことだと思う」と回答したのは54.9%、よくないことだと思うは21.7%
世代別に見てみると、「よいことだと思う」の割合が高かったのは20代で65.5%だったのに対し、40代では46.5%と半数を切る結果になりました。

結果で意外だったのは「よいことだと思う」の割合が最も低かったのが40代。
40代をピークに50代・60代は否定派が少ないこと。
一般的に年齢が上がるほど、外国人に対する拒否感が大きくなると思われがちですが、実際はそうでないことがわかりました。

わたしたちも隣人として共に生きる“覚悟”が必要

マンション

画像提供:imagenavi(イメージナビ

今後ますます日本国内に住む外国人が増加することが考えられます。

これまで育った文化の違い、価値観の違いから共生がうまくいかないことも予想されます。
どのように接するのが良いのでしょうか?

全国の公団住宅でも外国人が増えており、自治会などがゴミの出し方や自治会行事の案内などを外国語ポスターで制作するといった取り組みが広がってきています。
生活文化の違いからトラブルが起きることもあります。
しかし、公団は外国人でも比較的入居しやすいため、海外から就労や留学目的で来日した人の生活基盤にもなっています。
ある公団では世帯数の40%が外国人といった例もあるそう。

滋賀県長浜市では外国人居住者に対し、ポルトガル語・スペイン語・英語・中国語などで自治会への加入案内も作成。これから増える外国人居住者に対し、フォローをしています。

食習慣だけでなく、生活スタイルも全く異なる外国人居住者。
近い将来隣人になる可能性は誰にでもあるのです。

外国人労働者を受け入れる、ということは共に生きて生活してゆかなければなりません。
共生するための知恵と覚悟は今から身につけていかなければならないでしょう。

みなさんは外国人労働者の受入れについてどのように考えていますか?
ぜひスローネットブログで教えてください。



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