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事件にも発展した「パパ活」って何?今さら聞けないパパ活とは

パパ活中の女子高生が恐喝されたり、殺人事件に結びついたりするなど今問題となっている「パパ活」。パパ活とは若い女性が男性と食事やお茶を共にする対価として金銭を受け取る活動のことで、私的売春の一形態です。手軽に始められ、アルバイトなどよりも高額な金銭を受け取れるとあって、パパ活をしている若い女性は多いのだとか。今回はそんなパパ活について詳しく見ていきましょう。

パパ活って一体なに?パパ活について詳しく解説

画像提供:imagenavi(イメージナビ

パパ活って一体なに?パパ活について詳しく解説

男性とのデートの対価として「お小遣い」=金銭を受け取るパパ活。
数年前から「パパ活」の名称で若い女性の間に広がり始めています。

パパ活が生まれた当初は女子大生やOLが中心でしたが、今では女子高校生や女子中学生までがパパ活をしているといいます。

twitterやInstagramといったSNSで「パパ活JC(JC=女子中学生の略語)」や、「パパ活JK(JK=女子高校生の略語)」、「パパ活」などと調べてみると、驚くほど多くの投稿があるのです。

多くの女性は定期と呼ばれる何度も会う顔なじみの「パパ」がおり、その人数はひとりではなく、ふたり、三人と複数の場合が多いといいます。
お小遣いは食事だけ1時間数千円~2万円など、通常のアルバイトでは考えられないほど高額で、月10万円、20万円を稼ぐ女性も多いのだとか。

パパ活を行っている女性は世間的には高学歴といえる学校に通う人も多いそう。
「気をつければ親からも学校からもバレることなく、危険もない。お金がほしいからお茶したり、買い物に行ったり、ご飯に行ったりしてお金をもらう」といった理由から行っている人も多いようです。
基本的にはtwitterなどで募集を行い、1日10通ほどのDM(ダイレクトメッセージ)のやり取りをし、会う人を決める。
女性側は若ければ若いほど需要があるようで、多くの女性は自分の顔写真を掲載しています。

なかには食事やお茶だけでなく、セックスなどの性行為を持ちかける女子高生、女子中学生もいるよう。



数年前からこうしたビジネスを「JKビジネス」と呼ぶようになり、児童買春、青少年健全育成条例(都道府県によって条件は異なる)に接触する行為は厳しく取り締まられてきた。
しかし、これは業者が管理していた場合。
個人営業であるtwitterなどでの「JKパパ活」は無法状態となっているのが現状です。

事実上の売春、援助交際だが、「パパ活」という軽い言葉や、友人が皆やっている、楽にお金を稼げる、若い女性と話すのだからお金を払うのは当然、といった声も女子高校生のなかには多く、後ろめたさのようなものはほとんどないそうです。

パパ活を始める理由とは

パパ活を始める理由とは

画像提供:imagenavi(イメージナビ

13歳、中学1年生からパパ活を行っている女性も多く、「パパ活なし」の生活は考えられない、と話す人も。
中学生でも50万円以上を稼ぎ、貯金は30万円以上ある人もいるのだとか。

女子中学生がパパ活をはじめたきっかけは友人からの誘い。

「手っ取り早くお金を稼ぐ方法がある」と勧められたことをきっかけに興味を持ったそう。
中学生は通常アルバイトをすることができないため、自分の好きなものを購入したり、好きなことができなかったりすることが嫌だったのだとか。
自分の趣味を行うためにお金が必要だったから始めるケースが多いようです。

実際にこの女子中学生は募集を始めてすぐ、年齢の若さからか30通ほどのDMが送られてきました。
その数に驚きはしたものの、DMのなかから信頼できそうな人を厳選し、やり取りを開始。
しかし、性的な関係を求められることが多く、辟易したといいます。

女子中学生は「知らない人とエッチはしたくない。でも、しないと条件の良い『パパ』に出会えない」と話します。
パパ活のコツとして、オプションも用意したそう。
手つなぎ1,000円、腕組み2,000円、ハグ・キス3,000円など。

一見さんの『パパ』と数多く会うのは効率が悪いようで、『定期パパ』を作ることが一番楽だといいます。
定期パパを見つけるためにオプション(プチ援助交際)を行っているそうなのです。



実際にふたりのパパがおり、月平均20万円頬のお小遣いをふたりから得ているよう。

実際にこのふたりはオプションを使うわけではなく、仕事の愚痴、過程での愚痴、映画を見に行く、ドライブする、カラオケに行ったりといったことをしているようで、これを月に数回行うだけで20万円ももらえるのだから、やめられないでしょう。

数多くの問題点があるパパ活で起こるトラブル

数多くの問題点があるパパ活で起こるトラブル

画像提供:imagenavi(イメージナビ

こうしたパパ活は学校を中心に万円。

クラスの複数人がパパ活経験者というケースもあるようで、多いクラスでは3分の1ほどの生徒がパパ活経験者なのだとか。

基本的には時間単位での料金となっており、女子高校生たちはなるべく時間を引き伸ばすことに頭を使っているようです。

さて、そんなパパ活ですが、事件が起きないわけはありません。
ここからはパパ活で実際に起きた事件やトラブルをご紹介していきます。

お小遣いがもらえない

最も多いのがこのトラブルなのだとか。

1時間5000円という約束で会い、最後に封筒に入れてお金を渡されたのだが、家に帰って中身を検めて見ると3000円しか入っていなかった、なんてトラブルはざらに発生しているそう。

食事をしたのち、仕事の電話といって男性が離れたっきり帰ってこないというトラブルも多い。
結局女性が支払いを済ませるケースも少なくないのだとか。

逮捕に至ったケースもあります。

実際に出会い系サイトで「月50~60円を支払い高級な食事や買物をさせる」と女性を募集した男性。
「今日は自分の誕生日だから」と女性のプレゼントを要求し、女性に購入させたあと姿を消しました。

不審に思った女性が警察に相談し、発覚。
その後男性は逮捕されたのです。

男性側もトラブルとは無縁じゃない

パパ活は男性側にとってもトラブルは無縁ではありません。

写真と違う子が来た! というくらいなら可愛いものですが、成人していると思っていた子が未成年で、しかも性行為をしてしまった場合は、児童買春、そして青少年健全育成条例に違反し、逮捕される恐れもあるのです。

特にパパ活JCの場合は要注意。

13歳以下の女の子の場合は、相手のとの間に同意があったとしても性行為は「強姦罪」に。

もし現在パパ活を行っている男性がいる場合は十分に注意し、なるべくパパ活は行わないのが最良だといえるでしょう。

また、パパ活は「パパと身体の関係がある場合」「どちらかが成人で、どちらかが未成年の場合」「パパを紹介する行為」「自分か相手が既婚者の場合」は違法行為。

「パパと身体の関係がある場合」は売春にあたり、「売春防止法」に抵触します。
刑事罰はありませんが、違法行為であることに違いはありません。

「どちらかが成人でどちらかが未成年」というケースは最近も逮捕された人がいましたね。
「家でした少女を泊めたら、親から捜索願が出され逮捕される」といったニュースはよく目にするものです。
相手が18歳未満の場合、児童買春が成立するので要注意。

「パパを紹介する行為」は売春の斡旋となり、「売春斡旋罪」に問われる恐れが。
売春自体は刑事罰はないですが、「売春斡旋」には刑事罰があります。

「既婚者だった」場合は不貞行為に該当。
自分だけでなく、相手も慰謝料請求される可能性があることを覚えておきましょう。



若い女性の間で行われている「パパ活」。
その実態は売春、援助交際と変わりないものから、食事だけ、カラオケだけ、映画だけのライトなものまで多数です。
しかし、このような行為にリスクはつきもの。
若い女性と話したいのなら、スナックやガールズバーなど法律で認められた飲食店で行うようにしましょう。

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