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たった1日で終わる「葬儀」が登場!格安・少人数・短時間。変わる葬儀事情

一人暮らし世帯や、親戚づきあいが少ない、近所付き合いがないなど狭いコミュニティを生きるようになった現代。
葬儀の参列人数も減少傾向に。

葬儀市場はこうした時代背景を受け、少人数の葬儀や短時間で済む葬儀、格安の葬儀にいたるまで多岐にわたりサービスを展開し始めています。

最近ではどのような葬儀があるのでしょうか?
さまざま葬儀の形態を知って、終活に役立てませんか?

お葬式の流れに変化はあった?案内状、香典、お返し、お供え物に変化は?「家族葬」「小規模」「短時間」など変わるお葬式

お葬式の流れに変化はあった?案内状、香典、お返し、お供え物に変化は?「家族葬」「小規模」「短時間」など変わるお葬式

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

亡くなられた方と最後の別れの儀式であるお葬式も近年では様子が変わってきたようです。

儀礼的な弔問よりも、本当に親しい家族だけで行う「家族葬」を中心とした小規模、短時間の葬儀が増えているよう。
また、偲びかたもこれまでと異なり、独自の「お別れの会」を設けることも。

実際に「お別れの会」を開く人も増えてきており、葬儀は家族や親戚などで執り行ったが、友人やお世話になった人などとは半年後に開催したりするそう。
これは故人の意思にも関わる部分で、故人が後日お別れの会を開いてほしい、と遺言を残すケースも増えているそうです。

野球好きの故人には献花の代わりに野球ボールを並べる「献玉」を行ったり、祭壇を野球グラウンドのように設えたり、と個人の趣味が反映されやすくなった葬儀も登場。

故人との最後の別れの場で、より故人を深く感じられるよう配慮された葬儀が増えているのです。
参列者とのつながりも改めて感じることができ、思い出話にも花が咲きやすくなり、故人ときちんとした別れができるといえるでしょう。

今年亡くなった内田裕也さんのお別れの会「ロックンロール!葬」をテレビで見た方も多いのではないでしょうか?
それぞれが個人に対する思いを、飾り気のない言葉で述べ、時に笑い、時に涙を誘う弔事ばかりでしたよね。
故人の個性を反映したお別れの会は、本当の意味で「お別れ」できる場だといえるでしょう。

葬儀をコンパクトにし、別途お別れの会を開くといった変化は、葬儀費用に現れています。

インターネットサイト「いい葬儀」の運営などを行う鎌倉新書が行った調査によると、2017年の葬儀平均費用は178万円ほど。
2013年には203万円、2015年には184万円だったので、年々減少しています。

葬儀形態も変化してきており、家族や近親者だけで執り行う「家族葬」が4割ほどまで増加。
また宗教儀式を行わずに仮想だけで送るのは5%ほどとなりました。
従来の葬儀に該当する「一般葬」は減少傾向が続いていますが、未だに5割以上は実施されているようです。

葬儀に多くの費用をかけなくなってきている理由は、「安く」「少人数」「短時間」で済む葬儀を望む人が増えてきているから。
しかし、お別れの会を後日開くなどしているため、故人との別れにかける費用が大きく減少しているとはいい難いよう。



2006年創業のベンチャー企業、ユニクエスト・オンラインは49万3,000円で家族葬を執り行える小さなお葬式を展開。
創業からそれほど時間は経っていませんが、累計10万件超の葬儀を執り行ったそう。
葬儀の平均費用と比べると、約130万円安い小さなお葬式は、低価格ながら葬儀場利用料、祭壇、火葬料も含まれている点も人気の理由。
僧侶を別料金で手配することも可能で、従来の葬儀にあった料金が不透明という問題点を解消した形。
生前に申し込み、支払いを済ませるとさらに料金が安くなるので、終活を始めたという方は自身の葬儀のあり方についても考えてみてはいかがでしょうか?



集まる人が少なければ「1日」で完結する「1日葬儀」も登場

集まる人が少なければ「1日」で完結する「1日葬儀」も登場

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

近年では高齢化や葬儀に対する意識の変化から、家族や近親者のみで行う「家族葬」や告別式だけを執り行う「1日葬」に人気が集まってきています。
葬儀は小規模化していっているのです。

神奈川こすもすは東京都内に家族葬に特化した13ホールを運営。
2019年3月23日(土)と4月27日(土)に新たにオープンする2ホールは、従来のホールよりも広すぎず、比較的近い距離で、自宅にいるように過ごすことができるホール。
1日1組限定で、ほかの遺族と同じ式場内で同日に式を営むことがないので、故人との最後の別れを参列者だけで行うことができます。
ゆっくり過ごせることが特徴で、近年の葬儀に求められているポイント。
遺族・親族の控室としてリビングも併設されており、テーブルセットも設えられているので、足腰に不安があってものんびりとくつろぐことができます。

また、会場内に安置施設を併設。
通夜~告別式まで、自宅で遺体を安置できない場合でも、会館内で故人を安置することができます。

神奈川こすもすを運営するエルアンドイーホールディングスは、古い体質が残り、料金実態が見えにくい葬儀業界のなかで「パッケージされたわかりやすいサービス」「小規模葬儀に特化」「低価格で高品質のおもてなし」などを強みに事業を拡大してきました。
今後も葬儀を含めた「ライフエンディング」領域で、社会や顧客のニーズの変化に対応した商品・サービスを提供していきたいと話します。

「100通りの人生には100通りのお葬式がある」をコンセプトに、「モノ」ではなく「ココロ」をコーディネートすることを重視した葬儀サービスは今後も注目です。

激安には理由がある 葬儀社の選び方とは

激安には理由がある 葬儀社の選び方とは

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

家族葬や小規模葬をはじめ、1日葬なども増えてきているのはここまで述べてきたとおりです。

最近では更に時間が短く済む「夕刻一日葬」なるものも登場。
夕刻一日葬は火葬を先に済ませ、夕方に告別式を行うもの。
どの葬儀形態よりも時間が短くて済むので、長時間の葬儀に参加するのが困難という参列者が多い場合、選びたい葬儀形態です。

また、葬儀はこれまで料金体系が不透明でした。

実際に葬儀が終わってみないと、どのくらいの費用がかかったのかわからないなんてことも多かったもの。
そこで近年では料金体系が明確(この祭壇なら●●円など)な葬儀社が増えてきています。

葬儀、と一口に言っても結婚式と同様に参列者の人数は人によってさまざま。
本当に家族だけで行う場合は最小2人、3人ということもあるでしょうし、親しい人が多いから少なくとも50人になる、という方もいます。
そのため、一概に●●円で葬儀ができる、といえないのです。

最近では「●名で●円」と明確に書かれる場合が多くなってきています。
しかし、地域によって火葬場や式場の価格は異なるので、「※東京の場合」といった注意書きが書かれています。
地元の葬儀社であれば、きちんとした間違いのない料金を提示してもらえるので、見積もりをあらかじめとっておくのもよいでしょう。

事前に葬儀方法を選択するのは大切ですが、どんな葬儀社を選ぶのかも大切。

葬儀社はそれぞれ得意なエリアと不得意なエリアが存在します。
葬儀社を選ぶ際は、「地元に精通している」「慣習を理解している」「土地の風習を知っている」「火葬場との連携も問題ない」「葬儀場を持っている、おさえている」「仕出し屋を知っている」といったポイントに注意してみましょう。
良心的な葬儀社であれば、施設の大小、新旧で料金にそこまで大きな差は出ないので安心できます。
また、予想される金額加算項目についても、あらかじめ対応してくれる葬儀社もあるので、信頼できる場所を選びたいもの。



「23区最安値!」などと謳っているところのなかに良いところもありますが、安いには安いだけの理由があるもの。
見積もりと請求額に大きな差が出ていたり、気持ちよく送り出せなかったりするケースもあるそう。
安いものはなぜ安いのか、理由を考えてみたほうが良さそうです。

突然亡くなり、慌てて葬儀社を探し、納得の行く葬儀を執り行えなかった、という悩みを持つ人もいるそう。
故人にできる最後のことだからこそ、参列した人、喪主、みんなが納得できる葬儀を行いたいもの。
事前に葬儀社や内容を決めておけば、故人、喪主ともに納得の行く葬儀を執り行うことができます。
ぜひ、あらかじめ情報収集をしておきましょう。



家族葬がパッケージになっている「小さなお葬式」は、料金体系が明確なので、支払い面でも不安はありません。
資料請求は無料でできるので、ぜひ資料請求して葬儀のイメージを膨らませてみませんか?

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