緊急事態からスタートした「新しい生活様式」。どのように世の中は変わる?
緊急事態解除に伴い、「新しい生活様式」が求められています。
外出時にはマスクを着用したり、手をしっかり洗うことは基本的なことで慣れている人も多いですが、ソーシャルディスタンスなど、どのように守ればいいのかさっぱり分からない方も多いのではないでしょうか?
本日は「新しい生活様式」についてご紹介します。
新しい生活様式とは?期限はいつまで?実践例などご紹介
5月4日、新型コロナウイルス感染症専門家会議からの提言を踏まえ、新型コロナウイルスを想定した新しい生活様式を具体的にイメージできるよう、厚生労働省は「新しい生活様式」を公表しました。
新しい生活様式の実践例は、「ひとりひとりの基本的感染症対策」「日常生活を営む上での基本的生活様式」「日常生活の各場面別の生活様式」「働き方の新しいスタイル」という四つに分けられています。
ひとりひとりの基本的感染症対策
一つ目のひとりひとりの基本的感染症対策については、「身体的距離の確保」「マスクの着用」「手洗い」が新しい生活様式。
具体的には、人と人との間隔はできるだけ2メートル、最低でも1メートル開ける。
遊びに行くのであれば、屋内よりも屋外を選ぶ。
会話をする時は、可能な限り真正面を避ける。
外出時屋内にいるときや、会話をするときは、症状がなくてもマスクを着用する。
家に帰ったらまずは手や顔を洗う。さらにできるだけすぐに着替えを行い、シャワーも浴びる。
手洗いをする際は30秒ほどかけ、水と石鹸で丁寧に洗うことが求められています。
この時、手指消毒用の使用も有効だそうです。
また、高齢者や持病があるような人、持病が重症化するというリスクが高い人と会う際には、今まで以上に体調管理をより厳重にする必要があります。
移動に関する感染症対策としては、感染が流行している地域からの移動、感染が流行している地域への移動は控える。
帰省や旅行は控えめにし、出張はやむを得ない場合のみ行うようにする。
もしも新型コロナウイルス感染症が発症した時のために、誰とどこであったかをメモしておく。
地域の感染状況を常に把握し注意しておくということが求められます。
日常を営む上での基本的生活様式
日常を営む上での基本的生活様式は、手洗いや手指の消毒、咳エチケットの徹底、こまめな換気、身体的距離の確保、密集・密接・密閉の3密の回避、毎朝の体温測定、健康チェック、発熱または風邪の症状がある場合は無理をせず自宅で療養することです。
厚生労働省:咳エチケットとは?
インフルエンザをはじめとして、咳やくしゃみの飛沫により感染する感染症は数多くあります。 「咳エチケット」は、これらの感染症を他人に感染させないために、個人が咳・くしゃみをする際に、マスクやティッシュ・ハンカチ、袖を使って、口や鼻をおさえることです。
特に電車や職場、学校など人が集まるところで実践することが重要です。https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000187997.html
日常生活の各場面別の生活様式
買い物、娯楽・スポーツなど、公共交通機関の利用、食事、冠婚葬祭などの親族行事にも「新しい生活様式」を用いた方が良いでしょう。
買い物をする際はなるべく通販を利用したり、一人または少人数で店舗が空いている時間に行う、現金の決済ではなく電子決済を積極的に行ったり、あらかじめ買うものを決めておくなど計画を立てて買い物自体の時間を短くする、店頭のサンプルなどへの展示品にはなるべく触れない、といった対策が求められています。
娯楽やスポーツなどを行う際は、もし公園で行うときは、空いた時間や場所を選ぶこと、筋トレやヨガといったものは自宅で行う、ジョギングは少人数で行い、すれ違うときは距離をとる、と言ったことが求められています。
公共交通機関を利用する際は、会話は控えめにし、混んでいる時間帯はなるべく避けたり、といったことや、自転車を利用することも検討しましょう。
食事を行う際は、出前やデリバリー、持ち帰りといったサービスを利用したり、屋外空間で食事をしたり、大皿は避けて、なるべく料理は個々に盛りつけたり、対面ではなく横並びで座ったり、といった対策が有効です。
冠婚葬祭などの親族行事を行う際は、多人数での会食はなるべく避け、少人数で行うようにしましょう。
発熱や風邪の症状があるという方がもしもいる場合は、参加しないようにしましょう。
このほか厚生労働省のホームページには、新しい生活様式の実践例が詳しく掲載されています。
ぜひ、これらの実践例を見て、これからの生活に取り入れてみませんか?
厚生労働省:新しい生活様式
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_newlifestyle.html
ソーシャルディスタンス、あなたは守ってますか?
新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、Social Distance(ソーシャルディスタンス)という言葉をよく聞くようになりました。
この言葉は令和2年5月4日、安倍総理の緊急事態宣言延長の記者会見でも登場しましたよね。
言葉の意味を知らなければ、何なのかよく分かりません。
合わせて、3密という言葉をよく耳にするようになりました。
そうそも3密やSocial Distanceとはどういう意味なのでしょうか?
まずはきちんと意味からおさらいしていきましょう。
3密とは
3密は、密閉・密集・密接から名付けられた言葉。
日本における新型コロナウイルス感染症の共通点を探した際、3つの密が共通しているということがわかり、新型コロナウイルス感染症対策として、3密を控えるよう求められています。
「密閉」は換気ができないような場所のこと。
「密集」は人がたくさん集まったり、少人数であっても人と人とが近い距離の場所のこと。
「密接」は互いに手が届く距離で、会話や発声、運動などをすることを指します。
できるだけや3密を避けるよう生活をしましょう。
Social Distanceとは
では Social Distance とはどのようなものなのでしょうか?
Social Distance を直訳すると「社会的距離」という意味になります。
新型コロナウイルス感染症は、症状が出ている人はもちろんですが、症状が出ていない、いわゆる「無症候」の人も多く存在することが分かっています。
無症候の場合、自分がコロナウイルスに感染しているかどうかがわからず、また感染していないと思い、多くの人と接触してしまうことで、自分自身が「クラスター」となりウイルスを拡散させてしまうことが多くありました。
だからこそ、自分が感染しないということはもちろんですが、相手にも感染させないために、Social Distance =社会的距離を確保しましょうと呼びかけられています。
最近ではPhysical Distance(フィジカルディスタンス=身体的距離)とも言われています。
買い物はできるだけネットを利用することで、人との接触を減らそう。飲み会は?旅行は?結婚式は?イベントは?
新型コロナウイルス感染症対策について色々とご紹介してきました。
ここまでで共通しているのは、Social Distance を保つこと、3密を避けること、というのが共通しています。
街の雰囲気は徐々に以前のように戻り始めていますが、新型コロナウイルス感染症が完全におさまったわけではありません。
いつ自分が罹患するか分からない状態は今もなお継続しているのです。
だからこそ、食料品の買い物などを含め、なるべくインターネット通販を活用したり、飲み会や旅行、結婚式、イベントといった事はなるべく控えた方が良さそうですね。
自分が感染しないということももちろんですが、相手に感染させないということも感染症を収束させる上では非常に重要なポイント。
なので、外出する際はマスクを着用し、家に帰ってからは手洗い・顔を洗う・シャワーを浴びる・すぐに着替える、といったポイントは徹底するようにしましょう。
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