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1日私たちが使っているプラステックの量は?「ゼロ・ウェイスト」を実践してみよう?

最近、全世界的に環境問題に対する意識が高まっています。
できるだけゴミを減らし、使える資源はしっかり使う、再利用するなど、いろんな工夫で環境に優しい商品もたくさん出ています。
そこで注目されているのがゴミをゴミで無くす「ゼロ・ウェイスト」。

本日はゼロ・ウェイストについてご紹介します。

年々深刻になっていく環境問題

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

地球は経済的には非常に豊かになりました。
その反面、さまざまな環境問題を抱えるようにもなりました。
いずれも緊急性が高く、すぐにでも、出来る範囲から、対応していくことが重要です。

もっとも大きな問題は地球温暖化でしょう。実際に地球の温度は年々上昇しています。
地球は寒冷期と温暖期の繰り返しのサイクルであったといわれていますが、20世紀後半の地球温暖化は温室効果ガスの増加が原因であるという見方もありますよね。
本来、地球は太陽熱が陸・海を暖めて気温が上昇します。

地球はもともと暖めたエネルギーを宇宙に向けて放つのですが、温室効果ガスが増加したことで熱を宇宙に放出できず、気温が上昇してしまったと考えられています。



温室効果ガスは二酸化炭素のほか、メタン、フロンといったガスで構成。
産業革命以後、温室効果ガスは増加し続け、比例するように温暖化も進行しはじめています。
このまま温暖化が進行すると、異常気象が起こりやすくなったり、高潮、干ばつといったさまざまな問題が発生するとみられています。

また、日本においても近年、異常気象ともいうべき自然災害が多発しています。
気候変動の原因は温暖化のほかにも森林破壊、火山噴火による微粒子の増加などが原因としてあげられます。
雨や雪が多くても困りますが、少なくても困ります。

海面上昇などのリスクも高まるので、温暖化は防がなければならないのです。
地球温暖化についてより詳しく知りたい方は下の書籍を参考にしてみるのもおすすめです。

【地球温暖化関連書籍】

ゴミ問題も深刻、ゴミを減らすためには?

日本はもちろん、世界に目を向けてみると、深刻なゴミ問題があります。
2015(平成27)年の国連サミットで採択された「SDGs」においても2016年から2030年までの国際目標として、17のゴール・169のターゲットに含まれました。
そのなかで、廃棄物を再利用する「リサイクル」にも注目が集まっています。

SDGsにおいては「目標12」「目標13」「目標14」「目標15」がゴミ問題に関わってくるでしょうか。
目標12は「つくる責任 つかう責任」。
この目標は大量生産・大量消費の暮らしが地球に大きな負担をかけていることから設定されました。

人間の自然資源に対する需要と、環境への圧力を示す指標に「エコロジカル・フットプリント」があります。
これは現在、人類にとって生産性のある土地を架空の面積に置き換えたもの。
この指標をベースに人間による消費の大きさを試算すると、地球1個分が作り出す自然エネルギーに対して、地球1.7個分ものエネルギーを消費していることがわかったのです。

世界の平均指標が1.7個分のエネルギーですが、日本の場合、平均よりも多く2.9個分の地球を必要としています。
目標13は「気候変動に具体的な対策を」。
地球温暖化はここまででご紹介した通り。



大量消費をやめ、リユース、リサイクルをこれまで以上に心がけることが求められています。
目標14は「海の豊かさを守ろう」。地球の7割は海。
あらゆる資源がある「命の源」ともいえる海。
海岸には多くのプラスティックごみが打ち上げられています。
2018年時点で世界のプラスティックリサイクル率は14パーセント~18パーセントほどで、24パーセントが焼却、残りは不法に投棄・焼却されている、と報告されています。

現在の状況が続けば、30年後には海に流れ着いた大量のプラスティックゴミの量が、魚の量を超えるという予測もされているほど。
最近ではストローがプラスティックから紙製に変更になり始めています。
こうした時代背景があって、さまざまな対策が行われ始めているのですね。
目標15は「緑の豊かさも守ろう」。
都市部はビルが増え、緑は減少していますよね。
しかし、本来人間は山や川、海、森などに支えられて生きてきました。

再び、自然を取り戻すためにはこれからさまざまなことを心がけていかなければなりません。

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