メニュー
ゲストさん
 

暑いときによく部屋に現れるゴキブリ! どうやったらしっかり駆除できるの?

暑い夏にゴミ捨てを怠ったり、浴室の掃除を行ったら急にどこからかゴキブリが出てきた!なんて経験ございませんか?動くのもすごく早く、中には飛んでしまうやつもいるのでなかなか厄介ですね。
何より見た目のグロテスクさでゴキブリを好きなひとは少ないのではないでしょうか?

本日はゴキブリの種類からなぜゴキブリが現れるのか、どう退治すればいいのかなど、詳しく解説していきたいと思います。

ゴキブリが現れる原因は?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

害虫の中でも身近な存在がゴキブリ。どこからやってくるのか、どのように増えるのか、といったことを詳しく知っている方はあまりいないもの。まずはゴキブリについて詳しく見ていきましょう。

2021年3月、中国などの科学者は1億1000万年前のゴキブリの親戚の化石を発見しました。このように昔から地球上に生息しているゴキブリは少なくとも3億4000万年前にはすでに存在していたことがわかっています。とはいえ、当時のゴキブリは現在のゴキブリと見た目は似ていても身体の構造は少し異なっていたようです。

私たちの暮らしにゴキブリが現れ始めたのは約200万年前。はじめは北京原人の住まいに住み着くようになって以来、地球上のさまざまな場所に生息するようになっていきました。

ゴキブリの由来・語源

ゴキブリは「御器噛り(ごきかぶり)」から転じた言葉。御器は食べものを盛るお椀のことで、噛りはかぶりつくやかじるといった意味がある。
ゴキブリは食べものだけでなく、お椀までかじることから「御器噛り」と名付けられたといわれている。

ゴキブリの構造

ゴキブリをはじめ多くの昆虫は骨格を体外にまとっています。外骨格なんていわれますよね。この殻はキチン質でできています。キチン質はエビやカニといった甲殻類の殻やカブトムシのような節足動物の外骨格、軟体動物の器官部、カビ、酵母、キノコなどの真菌類の細胞壁などに含まれるムコ多糖のこと。ゴキブリのキチン質は極めて軽いのが特徴です。

ゴキブリの筋肉は人間よりも多いため、体重の何倍もの重さのものを引っ張ることができます。身体は多くの昆虫と同様に頭部、胸部、腹部の3つから成り立っており、脚は胸部についており、呼吸器官は胸部と腹部についています。腹部の両側にある小さな穴から呼吸をしているのが特徴で、これは地球上ではゴキブリとその仲間の昆虫だけだと言うことが分かっています。



ゴキブリはシロアリやカマキリなどのといくつかの共通点を持っており、そのひとつが卵鞘(らんしょう)です。卵鞘は卵を入れておく器官のことで、メスは固いからに覆われた卵鞘の中に産卵をします。

さらに詳しく見ていくと、頭部にはヒゲのような触角がありますよね。これは昆虫全般に言えることです。ヒゲの様に見える触角ですが、実際はストローのような管状になっています。どこでも曲がりそうな触角ですが、130の節からできていて、それぞれの節で温度や動き、ニオイを感知しているそうです。
また、頭部には目が2つついており、1つは8角形のレンズを2000個含んだ複眼。もう1つは明るさを感知しているそう。
御器噛りの名前の通り、ゴキブリは器まで噛んでしまうのが特徴ですが、頭部には歯が生えた大顎があります。触角や脚の毛繕いは小顎で行うそうです。顎の近くには小さな脚が生えており、この脚をモノに突き刺し、食べられるかどうかを判断していると言います。

胸部には3対の脚が生えています。それぞれ2つの関節がついており、膝の関節には耳である膝下器官があります。この器官があることで、わずかな足音を聞き分けているのです。
羽も胸部にあって、後翅は破れやすいため、厚い前翅が覆う構造になっているのが特徴です。

最後に腹部には8組の気門があって、いずれも器官に接続されています。ここは雌雄差があって、オスは腹部に3本の鉤爪状の生殖器がついており、メスは細い穴が空いています。
ゴキブリは尾角という尻尾のような触角があり、この尾角で危険を察知し、有事の際には反射的に脚が動いて逃げ出してしまうのです。
また、心臓は腹部にあります。細い管が無職の血液を身体中に送り出しており、この体液は消化器官から得た栄養素で、体内組織を潤しています。

ゴキブリの身体の特徴

ゴキブリの構造について詳しく見ていきました。そのほかにはどのような特徴があるのでしょうか?

ゴキブリは食べものを口に入れると、まずはかみ砕きます。咀嚼した食べものは唾液と混ざり合い、食道を通って素嚢(そのう)に到達。素嚢は袋状の器官で、食べものの収容量に合わせ、膨らむのが特徴です。胃の中は歯のような突起があって、ここで食べものをさらに細かく砕いていきます。栄養を十分吸収したら、残りは結腸に流れ、腸の中で代謝老廃物と混ざり、直腸で水分吸収してできた粒状の糞が肛門から排出されます。



驚きなのが脳です。ご存じの方も多いかもしれませんが、ゴキブリは脳をふたつ持っています。頭部にある2組の神経球のほか、尾角にも神経球がついており、巨大な神経線維でつながっていて普通の神経の10倍の速度で刺激を伝えているそうです。この働きがゴキブリの素早さの要因だそうです。

ゴキブリを逆に好きだと感じている人も少なからずいるようです。ゴキブリに魅力を感じる方向けの本も出ているので興味のある方は読んでみてはいかがでしょうか。

======
生活にお役立ちの情報がメールマガジンも受け取れる!【無料】Slownet会員登録はこちらから↓

Slownet会員登録はこちらから

>>次ページ 日本のゴキブリの種類と特徴は?

固定ページ: 1 2 3

コメント

コメントを書く(クリックしてください)

関連記事
2024年1月16日

暮らし・社会

炭を暮らしに生かしてみよう

木や竹で作られている「炭」。木の恵みを受け継いでいるだけでなく、昔からさまざまに活用されてきました。素晴らしい効能に再注目し、普段の暮らしに取り入れてみませんか。 再注目! ...
2023年12月28日

暮らし・社会

年末の大掃除に 100円グッズが大活躍!

年末が近づくと、気になるのが大掃除のこと。そこで活用したいのが100円ショップの掃除グッズです。お手頃価格で、用途に応じ てそろえられるのも魅力の一つ。便利なグッズを使って、手際...
2023年5月31日

暮らし・社会

梅雨到来!食中毒を防ごう

梅雨に注意しなければならないのが、食中毒。高温多湿の気候は、細菌の活動が活発になり菌が増えやすくなるため、食中毒が起こりやすくなります。そこで、手軽にできる予防法を紹介します。 ...
2023年5月29日

暮らし・社会

自然に帰る、自然の中で眠る「樹木葬」

近年、多様なライフスタイルの変化に伴い、お墓の形態も多様化しています。人々の価値観の変化や終活の一環として、自身の埋葬方法やお墓を予め契約する人が増えています。その中で注目されてい...
2023年5月19日

暮らし・社会

湿気が多くなる時季、大切なエチケット 梅雨どきのにおい対策

社会人として、洋服や髪型など見えるところだけではなく、においを気にすることも大切な身だしなみの一つ。汗や皮脂が増えてくるこの時季から、適切なケアをしましょう。 夜は入浴、朝に...
2023年4月3日

暮らし・社会

室内ハーブを楽しもう!

暖かくなってくると、植物を育てようという気分になりませんか? ハーブなら香りが楽しめて、料理にも使えるというメリットも。選び方や上手に育てるためのポイントを押さえて、ハーブのある暮...