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第16回 太った人もゴルフは上手くなるか

ゴルフ講座

第16回 太った人もゴルフは上手くなるか

 ◎ つま先下がりのライからのショットは、右にも左にも行ってしまう

 プロの中でも、タイガーウッズのように均整の取れたアスリートゴルファーのタイプから、ちょっと太めや、結構太っているタイプまで、様々な体型の人がいます。

 このように、ゴルフというスポーツは老若男女、痩せている人、太っている人関係なく、全ての人が十分に楽しめ、そして上達することができるスポーツです。ではその中でも、今回は太った人について説明したいと思います。

 ご存知の通り、ゴルフのスイングは体の捻転でクラブを振り上げ、そして、振り下ろし球をヒットしていきます。この一連の動作の中で、太った人にとって苦しい部分はどこか、という箇所をまず見てみます。

 例えばテークバックが上がりずらいとか、フォローが取りずらいといった場合です。このような時、基本に合わせて無理(窮屈)なスイングをするのではなく、テークバックが上がりずらいのであれば右足を引いて構えたり、フォローが取れないというのであればオープンスタンスに構えたりしても、それは構わないのです。とにかくクラブが一番振りやすくなることを心掛けてください。

 太った人は、体の重心がどっしりとしているので、スイング全体の安定性は高まります。ですから、繰り返しますが無理なスイングをするのではなく、クラブが一番振りやすくなることを優先したスイングをすることを心掛けてください。アドレスでは、その安定性を最大限に引き出すためにも前傾は控え、直立に近いアドレスをとり、スイング軸を真っ直ぐにしてください。それだけでも体の回転はしやすくなるはずです。

 太っている人は、これらを参考に実践してみてください。

 今週はこの事に気をつけてみましょう。

イメージ

▲ スイングしやすいよう右足をひいて構える

提供:日本プロゴルフ協会
http://www.pga.or.jp/

  • ゴルフ(O.C.)
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