第17回 左足下がりでショットする方法

　◎ 左足下がりのライから打つと距離が合わない

　斜面での打ち方は結構難しいものです。今回は左足下がりからのショットについてご説明します。

　左足下がりの斜面での打ち方には、構え方が2つあります。1つは斜面の傾斜ではなく、地球に対して直角に構える方法です。この場合は左下がりですから、右足が余分に屈曲しますが、体は地球に対して垂直です。

　もう1つの打ち方は、傾斜に沿って立つ構えです。つまり左に傾いて立つ構え方です。この2つの打ち方のうち、後者の斜面に沿って構える打ち方をすると、クラブのロフトが生かされずに、距離に誤差が生じます。このような斜面で距離を合わせるには、先に述べた通り斜面には気を取られず地球に対して垂直になるような構えを取ってください。

　当然球よりも右の斜面が高くなる訳ですから、手前をダフるか、ダフらなければ球の頭を叩いてトップする可能性が高くなります。それではミスショットをしない為にはどうするかというと、コックを使ってクラブの入射角を強くします。そのためにはスタンスはオープンスタンスにしなければなりません。そして、また球の位置はスイング軌道の最下点にセットしなければなりません。

　最下点を確認するには、その球の横で何回か素振りをするとわかるはずです。ここに一通り述べた通り左足下がりの状況では、スイングの最下点に球を置き、スタンスをオープンにし、そして垂直に立ち、コックを使って入射角を強くしてショットをしてみてください。クラブの番手通りの距離を出すことができ、誤差は少なくなります。

　今週はこの事に気をつけてみましょう。