第18回 ゴルフの為の筋力トレーニング方法

　◎ ゴルフの為の筋力トレーニングをする場合、どこを鍛えたらいいか

　今回はこれからゴルフを始める人や、もっとゴルフを上手くなりたい人がトレーニングをする場合、どこを鍛えたらいいのかということについてご説明します。

　ご存知の通りゴルフは、300ヤードのドライバーショットから、10cm、20cmのパットまで、様々なショット、パットを行います。それらのショットを行う上で一番重要となってくる筋肉は、大きい筋肉。上体で言えば背筋や腹筋、下半身で言えば大腿筋といったところでしょうか。

　これらの筋肉を鍛えることで、全体的なレベルアップは計れます。いわばスイング作りの基本と言えます。小さな筋肉を鍛えることも有効ですが、微妙な感覚やパッティングのタッチといったバランスが崩れやすくなるので、まず初めは大きな筋肉から鍛えていくことをおすすめします。だからといって重いバーベルで鍛えるのではなく、負荷の軽いものを回数を重ねて行うことが、ゴルフには良いでしょう。また、ゴルフではスイングの瞬発力と、18ホールをラウンドする持久力が必要になりますから、体の部位のトレーニングだけではなく、総合的なトレーニングを行うことを心掛けてください。

　また、今回は日頃家の中でもできるトレーニングを紹介したいと思います。まず左手でクラブを持ち、顔の前に構えます。そうしたら、剣道でいう面打ちを行うのです。このトレーニングは、スイングのトップでクラブを支える親指から肘までの筋肉と、ダウンスイングの際、クラブを引き下ろす小指から肘までの筋肉が鍛えられます。このトレーニングは、スイング軌道を安定させる最適かつ手頃なトレーニングといえます。時間のある時には実践することをお勧めします。ぜひ一度試してみてください。

　今週はこの事に気をつけてみましょう。