第25回 OBを打った後は気持ちを切り替える

　◎ OBを打った後、上手く気持ちを切り替えるには

　アマチュアの皆さんの中に、OBやミスショットをした際、とても落胆する人を見かけますが、今回はこのOBやミスショットをした後、どのように対応していけばいいのかということについてお話したいと思います。

　プロでもOBや3パットという、悔やんでも悔やみ切れないショットやパットをすることは当然あります。プロの場合であれば、その分をバーディやイーグルで取り返していくことは可能です。

　アマチュアの皆さんも同じく取り返していくことは可能ですが、さすがにプロと同じという訳にはいかないでしょう。しかし、アマチュアの皆さんには、ハンディキャップがあります。このハンディキャップがある訳ですから、その1発のミスショットに落胆するのではなく、ミスショットはハンディキャップ分だと思い直し、次のショットに集中する必要があります。OBを打った場合、次に暫定球を打つ訳ですが、その際どうしてOBになったのか、どういうミスを犯してしまったのか、ということを十分認識してください。そうすれば、二度同じ間違いはしないはずです。上級者になればなるほど、ミスした原因を知っているものです。そのためにも、インテンショナルショットが打てるような練習は日頃から必要だと思います。

　ビギナーに近ければ近いほど、同じミスショットを二度、三度犯すものです。例えば右サイドにスライスでOBした場合、右サイドが怖いために更に左を向きますが、この際フェースの向きを左に向かせずに、そのままでいると、更にアウトサイドインの軌道でスライスが強くなり球は右サイドのOBゾーンへと飛んで行くでしょう。上級者であれば、逆にスタンスを右のOBゾーンに向かって構え、フェースの向きはまっすぐの目標に合わせれば、右へのOBは行かない訳です。このように、ミスした原因を自分で理解し、次へのショットに生かすと共に、ミスした分はハンディキャップの内と思いプレーしてください。

　今週はこの事に気をつけてみましょう。