第35回 刻んだのにミスしてしまう

　◎ アイアンに持ち替えてもOBやハザードにいってしまう

　このホールは距離も短いし狭いからアイアンでティーショットをしよう、と思い打ったものの、OBに行ってしまった、または池に入ってしまった、という経験はありませんか？　せっかく刻んだのに、これだったらドライバーで思いっきり打てばよかった、などと思ったことはありませんか？　今回は刻んだのにミスしてしまう、ということについて説明します。

　ゴルフはメンタルなスポーツだとよく言いますが、今回のテーマにある件は特にその言葉が適合すると思います。コースに出て、ここは「刻む」と決めたのであれば徹底して刻んでください。ちょっとでも欲を出して距離を稼ごうなどと思うと、引っかけてOBしたりダフりやトップといったミスショットになるのです。

　例えば、7番アイアンで150ヤードの飛距離の人が、170ヤード打とうとすればスイングは全く違ったものとなります。当然、ミスの確立は高くなります。また、200ヤード先に池がある場合、ひょっとしたら200ヤードまで行ってしまうというクラブを選択して刻んではいけないのです。どんなに打っても180 ヤードまでしか行かないクラブで打たなければなりません。

　このように、刻むと決めたら徹底して刻むような気持ちを持ってください。少しでも距離の欲を出すと、普段とは違うスイングとなり、刻んだショットがミスショットになるという最悪の結果を招いてしまうのです。

　今週はこの事に気をつけてみましょう。