第44回 バックスイングのポイント

　◎ バックスイングを上げる場合、主導となる部分はどこか

　クラブを始動させる場合、腕なのか、クラブヘッドなのか、果たしてどこから始動させたらいいか悩んだことはありませんか。今回はバックスイングの始動について説明します。

　始めに正しいセットアップをとり、続いてバックスイングの始動となりますが、クラブを振り上げる動力は、左肩、左腕、クラブのシャフトです。この3つが一体となり、スイング軸を中心にバックスイングを行います。諸説の中には、クラブヘッドを約30cm真っ直ぐ引くという考え方もありますが、スイングは円運動ですので、スイングプレーンに沿ってクラブが上がります。

　当然、結果として、飛球線よりは内側に上がっていきます。そしてシャフトが腰の高さまできたタイミングでリストを使うと良いでしょう。これら一連の動作がバックスインクになりますが、バックスイングにおいて早くにリストを使いすぎると左肩が回らなくなりますし、肩だけを使うとクラブヘッドがついてこないということになりまねません。あくまでもバックスイングの始動は、左肩、左腕、クラブのシャフト、この3つを一体と考え、主導部分もこの3つが一体で動いていくということをご理解ください。

　今週はこの事に気をつけてみましょう。