第46回 ドライバーとアイアンの打ち方

　◎ ドライバーとアイアンは打ち方が異なるか

　ドライバーとアイアンは打ち方が異なるのか？　という疑問を持ったことはありませんか。アイアンだと良い当たりが出るが、ドライバーだとさっぱり当たらないとか、またはその逆など、同じゴルフでもスイングは違うのか、と思う疑問について今回は説明します。

　結論から言うと、ゴルフのスイングが各ショットによって様々に打ち方が違うということはありません。ただし、ティーアップされている球を打つドライバーショットと、直接地面にある球を打つアイアンショットでは、球の位置やスタンスの幅、スイング軸などアドレスに若干の違いが生じます。ではその違いを説明します。

　ドライバーの場合、スタンスは広くなり、球は左足かかと線上です。この状態でスイングをすれば、背骨のスイング軸が球よりも右側にくることから、クラブの最下点は球の20cmから25cm手前となり、球をヒットする時にはクラブヘッドが上昇に向かう時点で捕らえる形となります。一方、アイアンの場合は、スタンスも狭く、球も若干左足かかと線上よりも体の内側に入ってくることから、スイング軸も球に近いところとなり、クラブの最下点も球のある地点か、球の直近ということになります。このように、ドライバーとアイアンではそのクラブの性質上アドレスに違いはありますが、根本的に打ち方を改めたり、スイングを変えたりといったことはありません。

　今週はこの事に気をつけてみましょう。