第47回 シャンクしないためのテクニック

　◎左足下がりからよくシャンクがでるのはなぜか

　左足が下がっている状態というのは、ミスショットが出やすい状況が揃っています。ダフり、トップ、シャンク、スライス、引っ掛けなど、ありとあらゆるミスショットを招く要因を抱えています。逆にいえばナイスショットで狙い通りターゲットに打ちにくい状況といえます。今回はその中でもシャンクが出る原因について説明します。

　左足下がりの状態から球を打つ場合、心理として球を上げたいと思うことはごく自然なことです。そこで球を上げようと思い、インパクト時に上体が起き、クラブフェースが開くためにシャンクになるのです。ではシャンクにならないようにするにはどうしたら良いかと言うと、体は傾斜ではなく重力のままにアドレスをとり、スタンスをオープンスタンスとします。そしてフェース面はターゲットに向けたまま、オープンにしたスタンスに沿ってアウトサイドインの起動でスイングをするのです。

　球の位置は傾斜の度合いによって異なりますので、球の手前で2、3度素振りをしてクラブの最下点を確認してから、その最下点に球を合わせてショットすればシャンクになることはないでしょう。

　この左足下がりのライはミスショットになりやすいので、ミスした場合の許容範囲を広く設定してショットをすることをお勧めします。

　今週はこの事に気をつけてみましょう。