第60回 バック、ダウンスイングでクラブが寝る

　◎バックスイング、ダウンスイングでクラブが寝てしまう

　バックスイング、ダウンスイングでクラブが寝ていると指摘を受けたことはありませんか？　クラブが寝てしまうと、スイングプレーンからクラブは外れてしまうほか、球を打つ時点で無意識に小手先で修正するので、正確なショットを臨むことはできません。今回はクラブが寝てしまうことについて説明します。

　クラブが寝ているかどうかは本人の意識ではわかりません。上級者やPGAのティーチングプロから見てもらわなければなりません。そこでもし寝ている、と指摘を受けたなら次のことを意識して取り組んで見てください。

　一番注意する部分はアドレスです。アドレス時のグリップをハンドダウンに構えたままバックスイングに移ると、クラブは立ち気味になります。また反対にハンドアップに構えバックスイングに移ると、クラブは寝てしまいがちになります。ですから、アドレス時の手首の角度を十分確認してみてください。

　また、バックスイングでクラブが寝たままだとトップでもクラブは寝てしまいますので、当然ダウンスイングでもクラブは寝て降りてきます。繰り返して説明しますが、クラブが寝てしまうスイングは球をヒットする直前に小手先でアジャストさせるスイングになってしまいますので、安定した正確なショットは臨むことができません。皆さんも一度チェックしてみてください。

　今週はこの事に気をつけてみましょう。