第65回 コースだとアプローチが寄らなくなる

コースに出るとアプローチが寄らなくなる

　練習場ではそこそこアプローチはいい調子だけど、いざコースに出るとなかなかピンに寄らない、という人はいませんか？　今回はこのアプローチについて説明したいと思います。

　練習場でそこそこアプローチができていてもコースに出ると球の置かれている状況はそれぞれ異なります。例えば、深いラフの中であったり、ベアグランドであったり、打ち上げ、打ち下ろしであったり、と様々な状況に遭遇します。こういった様々な状況からピンに寄せていくアプローチショットを行う場合、まず球のある状況を十分に分析することが大切です。

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• アプローチの際のスイングを四等分する

　50ヤードの距離でも打ち上げやアゲンスト（アゲンストウインド）であれば少し強めに、また打ち下ろしやグリーンに止まりにくい場合には少し弱めに、といった具合です。ただここで大切になってくるのが自分の体の中に、この少し強め、少し弱め、という感覚が養われているかということです。ではこの感覚を養う方法について説明します。

　その方法とはアプローチの際のスイングを四等分するのです。フルスイング、スリークォーター、ハーフ、クォーターといったものです。自身がアプローチで使用しているクラブ、例えばサンドウェッジやアプローチウェッジでこの四等分のスイングをしてみて、各距離を体に覚えこませます。この四等分の感覚がわかりにくい場合は、フルスイング、肩までスイング、腰までスイング、膝までスイングといった感覚でもいいと思います。

　この感覚が身につけばコースにおける状況判断さえできれば、間違いなくアプローチは上手くなるはずです。またこの四等分の練習を多くのクラブで行えば、アプローチに限らず、あらゆるショットのバリエーションが広がり、スコアアップが臨めると思います。是非練習してみてください。

　今週はこの事に気をつけてみましょう。

提供：日本プロゴルフ協会
http://www.pga.or.jp/