第70回 アイアンのトゥ部分に球が当たる

アイアンのトゥの部分に球が当たる理由は

　練習場で練習をしていても、なかなかアイアンの芯に当たらず、距離の打ち分けが十分できず、悩んでいる方はいませんか？　今回はその中でも、トゥの部分に球が当たってしまうということについて説明したいと思います。

　クラブのトゥ、つまり先端の部分で球を打っている場合、チェックする内容は二つあります。一つは、アドレスした際に球との距離が遠くないか？　ということです。これは、アドレスした際にグリップエンドと体との距離が、1グリップもしくは1グリップ半に保たれているかということで確認できます。

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• ハーフスイングで各ポイントをチェックしよう

　二つ目はアドレス時には球との距離が正しくても、インパクトで腰や胸といった上半身が飛球方向に開いてしまっていないか？　ということです。上体はインパクトまでは球に向いていなければなりませんが、これができないとトゥの部分に当たりがちになります。これを直す方法は、フルスイングではなく、ハーフスイングで繰り返し球を打ち、球を捕らえる練習をするといいでしょう。

　このように、もしアイアンがなかなか芯に当たらなくなったという時には、フルスイングではなく、ハーフスイングで各ポイントをチェックすると、割合早期に悩みが解消されます。

　今週はこの事に気をつけてみましょう。

提供：日本プロゴルフ協会
http://www.pga.or.jp/