第71回 ラウンド前の練習で大事なこと

ラウンド前の練習、ショットとパットどちらが大事か

　アマチュアの皆さんがゴルフに行くと、おそらくほとんどの人が朝の練習をすることと思います。その際、ショットの練習とパットの練習をどのくらいすればいいのだろう？　と、考えたことはないでしょうか。今回はラウンド前の練習について説明したいと思います。

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• 練習はパットに少し重点を置く

　ラウンド前のショット練習とパット練習は次のことに効果があります。まずショットですが、その日の体の調子（コンディション）がわかります。例えば、なかなかクラブの芯に当たらない、スライスの度合いが大きいといった状況であるならば、その日は果敢な攻撃的なプレーは禁物です。怪我の少ないゴルフをしなければならない、ということを理解しましょう。また逆に体調もショットも調子が良いという場合は攻めのゴルフができるでしょう。

　次にパットです。パットの練習の際は、グリーンの硬さ、速さ、癖といったものを練習で掴んでください。上り、下り、フック、スライス、ロングパット、と様々な状況を想定して距離感と曲がり具合を把握する練習をしてください。パットの練習の場合は距離感を掴む練習とショートパットのようにカップに入れる練習があります。その日の調子をみてどの練習に重点を置くか判断してください。

　最後にショット練習とパット練習に費やす時間、割合ですが、例えばスタートまで30分時間があるとするなら、10分強をショット練習に、15分強をパットの練習に当てるといいと思います。ゴルフの約4割がパットに占められています。ラウンド前の練習はパットに少し重点を置いて練習することをお勧めします。

　今週はこの事に気をつけてみましょう。

提供：日本プロゴルフ協会
http://www.pga.or.jp/