第76回 スチールとカーボンシャフトの違い

スチールシャフトとカーボンシャフトの違いとは

　アイアンクラブを使う場合、「スチールシャフトとカーボンシャフトどちらがいいのだろうか」「メリットは何なのだろうか」と、考えたことはありませんか？　今回はスチールシャフトとカーボンシャフトの違いについて説明したいと思います。

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• スチールとカーボンの違いは震度

　スチールシャフトとカーボンシャフトの大きな違いは、震度の違いといえます。具体的に言うと、球を打った時の震度の伝わりがスチールの場合であればグリップしている手にまで十分に伝わってきます。一方、カーボンの場合では、震度の手への伝わりがあまりありません。この震度が大きな違いと言えます。ですから感触にこだわる人はスチールを使う場合が多いようです。

　ひと昔前は重量の違いからスチールはパワーヒッター、カーボンはスインガーと言われましたが、近年ではスチールも軽量シャフトが多数登場していますので、この論理は一概に通用しなくなっています。スチールの特性が震度、手への感触に対し、カーボンの特性は、シャフトのトルク（ねじれ）、キックポイント（調子）、重量が様々なパターンが用意されており、自分の好みに合わせて選択することができることです。ですから、女性やシニア、ジュニア、といったプレーヤーは、自分に合うカーボンシャフトを選択することで、飛距離が伸びたりスイングが良くなる場合があります。

　このようにそれぞれ特性は異なります。とにかく様々なクラブを実際に打ってみて体感してみてください。それぞれの特性を理解することで、クラブ選びの選択肢も増えることと思います。

　今週はこの事に気をつけてみましょう。

提供：日本プロゴルフ協会
http://www.pga.or.jp/