第87回 打ち上げホールの打ち方

打ち上げホールの打ち方

　打ち上げのホールといっても、フェアウェイは平坦でも砲台グリーンになっていたり、グリーンまでだらだらと上っていたりする場合など様々なケースがあります。今回はこれら打ち上げホールの打ち方について説明したいと思います。

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• 球を左足かかと内側線上にセットして、目線を高く

　打ち上げホールで確認しなければいけないことは、距離の判断を正確にしなければならないということです。当然平坦な場合よりも大き目なクラブを選択する必要が出てきます。それと合わせて高い球が必要となってきます。そのためには、球を左足かかと内側線上にセットし、目線を高くします。すると自然と左肩が上り右足体重となり、高い球を打つ条件が出来上がります。あとはフィニッシュを高い位置に振りぬけば、自然と高い弾道のショットが可能となりますので打ち上げホールの攻略は可能となります。

　尚、打ち上げの際のクラブ選択の基準ですが、約5ｍ打ち上げで一番手クラブを上げていくといいでしょう。これはあくまでも目安ですので、風や地形、ライ、その他様々な要素を考慮してクラブ選択をしてください。あと注意することとしては、打ち上げだからといってクラブの番手を上げていくと、距離は合っても球のスピンの量が減りますから、グリーン奥へ外れる場合が出てくることと、打ち上げだからといってしゃくり上げるようなスイングをすると、トップボールとなり逆に球は上らないという結果になる場合があります。これらに注意して打ち上げホールを攻略してみてください。

　今週はこの事に気をつけてみましょう。

提供：日本プロゴルフ協会
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