第109回 ガードバンカーからスピンを効かせた打ち方

ガードバンカーからスピンを効かせた打ち方

　今回はガードバンカーすなわち、グリーンサイドバンカーからのバンカーショットの際、スピンを効かせた打ち方について説明したいと思います。

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• 角度をつけて、砂を薄く取りながら球をヒットする

　通常グリーンサイドのガードバンカーからのショットでは、サンドウェッジを使用するのが一般的です。サンドウェッジを使用した場合、球の手前の砂を爆発させ、砂を薄く取りながら球をヒットすることでスピンは十分にかかります。また、クラブのロフト角を見ても54度、56度といった大きな角度がついていますから、スピンのかかる割合も相当高いといえます。

　一方、スピンの効かないケースについて説明しますと、スピンの効かないケースとしてはトップボールを打った場合、砂を厚く取ってしまった場合、またグリーンの下り傾斜にキャリーした場合などです。砂を厚く取ってしまった場合は球とクラブフェースの間に砂が入り過ぎてスピン効果は望まれなくなりますし、グリーンの下り傾斜にキャリーした場合には球自体にスピンがかかっていてもスピン効果は少なくなってしまいます。

　また、ディスタンス系の球を使用している場合もスピンの効く割合は少なくなります。こういった条件の中では球のスピンは効かなくなります。ただし、スピン系の球を使用し、前述したとおりのショットが打つことができればサンドウェッジの機能上、十分にスピンはかかるということをご理解ください。

　今週はこの事に気をつけてみましょう。

提供：日本プロゴルフ協会
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