第110回 アイアンの飛距離が出ないときは

アイアンの飛距離が出ないときは

　アイアンで飛距離が出ずに悩んでいるという方は結構多いのではないでしょうか。今回は、アイアンで飛距離が出ないときの対策について説明したいと思います。

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• 道具とスイング自体を見直しましょう

　アイアンの距離を出したい時は2つの方法が考えられます。1つ目は道具、つまりクラブを見直すことです。まずスチールシャフトを使用しているようであれば、ライトスチールシャフトやカーボンシャフトに替えて総重量を軽くし、スイングしやすくします。また、ロフト角を調べてロフトがつき過ぎているようであれば、立てるように調節します。ちなみに5アイアンで26度、27度くらいが目安といえます。さらに、クラブの長さも調べてみます。3番アイアンで38.5インチが一般的ですが、最近では39インチで合わせているクラブも多数あります。アイアンの長さを長くしてみるのも方法です。

　次に2つ目の方法です。それは、スイング自体を見直すということです。アイアンの距離が出ない人の多くにしゃくり打ちをしている人を見かけます。しゃくり打ちは、クラブの入射角度が小さくなり、クラブのロフトが十分活かされずに球をヒットしている状態となります。ですから、スイングをダウンブロー気味にしてロフトが十分に生かされるような打ち方に変える必要があります。なかなかできない場合には、スタンスを若干狭くし、球の位置を通常よりも右側に置き、球の上からヒットしていくような感覚で打つといいでしょう。

　このように、道具とスイングの2つの面から取り組むと、アイアンの飛距離が出るようになります。

　今週はこの事に気をつけてみましょう。

提供：日本プロゴルフ協会
http://www.pga.or.jp/