第117回 パターのロフトの意味とは

パターのロフトの意味とは

　パターにロフトがあることは皆さんご存知ですか？　今回はパターのロフトについて説明したいと思います。

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• パターのロフトとアドレスの際の球の位置を検証してみよう

　アイアンやウッドと同じく、パターにも3～4度のロフトがついています。このロフトの働きは、球をヒットした瞬間ロフトの影響で球に回転が掛からず、結果としてすぐに芝の上を転がることなく思ったラインに打ち出すことができる、ということです。ロフト角が0度やマイナスロフトの場合だと、安定した球の転がりを得ることはできなくなりますし、距離感も悪くなってきます。

　こうしたことを考えると、パッティングの際の球の位置はとても重要になってきます。球を体の真ん中よりも右寄りにセットしてしまうと、どうしてもこういった症状が出てきてしまいます。基本の確認ですが、球の位置は体の真ん中よりもやや左寄りに、そして、球とカップが作るラインと自分の目線を合致させて下さい。あとはゆっくりとしたリズミカルなストロークを心がけ、距離の調整を小手先で行わないようにしましょう。そうすることで安定したストロークが可能となってきます。

　プロの場合は試合のグリーンに応じてパターのロフトを変えたりして調整しています。アマチュアの皆さんもぜひ一度、パターのロフトとアドレスの際の球の位置を検証してみてください。

　今週はこの事に気をつけてみましょう。

提供：日本プロゴルフ協会
http://www.pga.or.jp/