第121回 セカンド待ちをしているとミスをしてしまう

セカンド待ちをしているとミスをしてしまう

　ロングホールのセカンドショットや、混み合っているゴルフ場などでは、ショットの度に待たされるということが時々あります。そういった場合のショットは高い確率でミスを犯してしまいます。今回はセカンド待ちをするとミスをしてしまう、ということについて説明したいと思います。

• 
• 入れ込んだり考え過ぎずに、リズムやテンポを大切にしましょう

　このように待たされていて打てない時、皆さんは何をしていますか？　球のライを見たり、風向きを調べたり、ショットのイメージをしたり、または素振りをしたりしていることと思います。このような状況になると、時間があるため必要以上に考え過ぎてしまい判断が鈍ると共に、体のリズムが狂いミスショットの確率が高くなってしまうのです。

　ではショットで待ち時間がある場合、どのような対応をしたらいいかというと…ティーイングランドの場合、ティーアップもせず、クラブも持たず、前の組の状況を眺めたり、鳥のさえずりを聴いたり、雲の流れなどを見ていると良いと思います。そして、打てるようになったら、いつも通りの手順でショットに移ればいいのです。なぜ直前まで準備をしないかというと、いつものリズム、いつものタイミングで球を打つことがとても大切だからです。

　ゴルフスイング自体もリズムやテンポが大切なのと同じように、1Rプレーするのにも、リズム、テンポがあるのです。プロも1Rのプレーのリズムをとても大切にします。パー5で2オンする距離だからといって、入れ込んだり考え過ぎてはいけません。とにかく、前が詰まっているならリラックスして打順が来た時には真剣になる、というメリハリを付けてプレーすることが大切です。

　今週はこの事に気をつけてみましょう。

提供：日本プロゴルフ協会
http://www.pga.or.jp/