第126回 ドライバーを換えたら球が上がらなくなった

ドライバーを換えたら球が上がらなくなった

　最近、大型ヘッドのドライバーが数多く発売されていますが、その大型ドライバーに換えたら球が上がらなくなったという話を耳にします。今回はこのようにクラブを交換すると球が上がらなくなることについて説明したいと思います。

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• 自身のヘッドスピードにあったスペックのクラブを選択することが重要

　クラブを交換する際には、自身のヘッドスピードを十分に把握しておく必要があります。そしてそのヘッドスピードにあったスペックのクラブを選択することが大変重要となってきます。その中でもいくつか重要な項目を紹介します。

　まずクラブヘッドのロフト角、次にシャフト部分における硬さ、さらにはトルクといった事項です。これら項目とプレーヤーのヘッドスピードとは相関関係にあります。ですから、これらの中で一つでも球の上がりにくい要素をもった項目があると、それだけで球は上がりにくくなります。具体的に目安となる数値はここでは示しませんが、球が上がりにくいと思ったらお近くのゴルフショップでヘッドスピードを測ってみて、ご自身が使っているクラブのスペックを調べてみてください。詳しくはショップの店員に尋ねると良いでしょう。

　PGAのプロにお問い合わせ頂いても明快な回答が得られます。また、最近の大型ヘッドの中にも球が上がりにくいクラブがあります。つまりこれは、全体にディープフェースで低重心になっており、フェースのセンターよりも上部で球を捕らえてしまうとスピン量が減り球が上がりにくくなってしまうのです。このような場合はあらかじめロフトの多いクラブを使う必要があります。

　今週はこの事に気をつけてみましょう。

提供：日本プロゴルフ協会
http://www.pga.or.jp/