第127回 風の日のラウンドの注意点は

風の日のラウンドの注意点は

　天候が良くないなどで悪条件になると、たちまちスコアを崩してしまう人をよく見かけます。今回はその中でも風が強い時の注意点を紹介したいと思います。

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• 風の方向、強さを正確に見極めましょう

　風の中のゴルフと言っても、向かい風、追い風、横風など状況はさまざまです。その中でも向かい風の場合は低い弾道にすることで、風の影響を最小限にできます。ですから低い球を打っていくことを心掛けてください。そのための方法としては、クラブを短く握り、球を普段置く位置よりも中央から右よりに置き、若干左足体重にして、バックスイングとフォロースルーを7、8割程度に抑えたコンパクトなスイングをするようにしましょう。

　また、この打ち方は横風の時も同じです。ただし、追い風の時にこのような打ち方をしますと、球の上から風に抑えられてしまい思った距離を打つことができません。追い風の際は通常の通り構え、あとは風の強さを計算してショットをすればいいでしょう。この場合注意することとしては、風の方向、強さを正確に見極めるということです。プロの試合を見たことのある人は、プロが芝生をちぎって風を測っている姿を見たことのあることと思います。

　このように風の場合には、方向と強さを把握することが最も大切なのです。しかし、球を打つ地点と、球が落下する地点では風向きが違うことがありますから、風向きが変わりやすい時には周囲の木々や上空の雲の動きまで観察することも大切です。また、いずれの風の場合にも、風に逆らって打っていくのではなく、風に球を乗せてプレーしていくことが肝要といえます。

　今週はこの事に気をつけてみましょう。

提供：日本プロゴルフ協会
http://www.pga.or.jp/