第130回 アイアンの球が高く上がらない原因は

アイアンの球が高く上がらない原因は

　いくら打っても球が高く上がらない、という人はいませんか。今回は、アイアンの球が高く上がらないということについて説明したいと思います。

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• 球を左足かかと内側線上に置くように意識しましょう

　球が高く上がらない原因には、昔と今のアイアンのロフト角が変わってきていることが挙げられます。例えば3番アイアンの場合、約10年以上前の昔のアイアンであれば23°あったものが、現在の
クラブでは20°が標準になってきています。

　このように立ってきたロフトの影響で、球は上がりにくくなります。現代のクラブは、シャフトの素材やヘッド素材の進化、またクラブ自体も長くなったことで球が上がりにくい状態を上がるように補って
いるのです。ですから、現代のようなロフトが立ち、しかも軽くて長いアイアンがその人にマッチしていれば、その人は昔と比べてアイアンの弾道も変わらず、しかも飛躍的に飛距離が伸びるという状況
になるでしょう。しかし、シャフトが硬い、重い、などの要素が一つでもあると球は上がらないばかりか、当然、飛距離も落ちてしまい、以前のクラブ並か、もしくはそれ以下の飛距離しか出ないという
状況に陥ってしまうのです。

　ですから、まず自分のヘッドスピードを調べてみて、それに適合するクラブを見つけ出すことが必要です。スイング上の修正部分としては、球の上がらない人の多くは球を右足寄りに置いている場合があります。左足かかと内側線上に球を置くように、意識しましょう。これらに注意すれば、アイアンの球が上がりにくいという症状は解消されるでしょう。

　今週はこの事に気をつけてみましょう。

提供：日本プロゴルフ協会
http://www.pga.or.jp/