第135回 プリショットルーティンとは

プリショットルーティンとは

　プリショットルーティンという言葉を耳にしたことはありませんか。今回はプリショットルーティンについて説明したいと思います。

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• ショット前にいつも通りの手順を踏むことで安定したショットに

　ゴルフ場でプレーする際、皆さんはどのようなリズムでプレーしていますか？　例えば、池越えのショットも、谷越えのショットも、また1メートルのパッティングでも常に平常心を保ちながら、同じリズムで球を打っていますか？　プリショットルーティンがきっちりとできている人は、こういった場面に遭遇しても大きな動揺や不安を持たずにショットすることができるのです。

　プリショットルーティンとは、その名の通りショット前にいつも通りの手順を踏み、それからショットに臨むことを言います。この手順が、緊張と不安の中で省かれたり、ゆとりある状況で余計な動作が入ったりというのでは安定したショットは望めません。機械的というか形式的なものにして、いつも同じ手順を踏むようにすれば、簡単なショットでも難しいショットでも、テンポもリズムも変わらず良いショットを打つことができるようになるのです。

　具体的なルーティンの例としては、初めに球の後ろから目標を確認し、次にクラブフェースを球に合わせ、スタンスを決め、次に2回ワッグルをした後、再度目標を確認し、そしてショットするというものです。これは一例ですが、このように毎ショットルーティンを決めてしまうのです。またさらにプレー中、歩いている時も急に走ったり、反対にゆっくり歩いたりするのではなく、歩くリズムから既にルーティンの一環としてしまうことも大変有効です。

　今週はこの事に気をつけてみましょう。

提供：日本プロゴルフ協会
http://www.pga.or.jp/