第175回 1Wでプッシュアウトとダグフックが出てしまう

1Wでプッシュアウトとダグフックが出てしまう

　調子が悪い時などにコースに行くと、左右へのミスショットが出てくることがあります。今回はその中でも1Wでプッシュアウトとダグフックが両方出てしまう場合について説明したいと思います。

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• 軸を中心にした回転運動を意識することが重要

　1Wにおいて左右のミスが出てしまう場合、よくある傾向としては、左サイドにOBやハザード（バンカーや池などの障害地）がある場合はプッシュアウト、逆に右サイドにOBなどがある場合はダグフックが出てしまうといったケースが一般的です。要因としては主に次の3つが考えられます。

　1つ目はスイング軸の位置の問題、2つ目は手首を返して球をヒットしてしまう場合、そして3つ目はスタンスの向きです。

　1つ目のスイング軸の位置ですが、球よりも飛球方向に軸が流れてしまうとプッシュアウトになってしまう反面、球より飛球後方に軸が残った場合などは左へのミスが多くなります。1つ目の要因にも関わってきますが、スイング軸が飛球方向に流れる人で、プッシュアウトが多く出る人の中に手首を返して球を操作する人がいますが、こうした人はタイミングの良し悪しでプッシュアウトとダグフックが出やすくなります。あとは、スタンスの向きや体の向きなどによっても球筋に大きく影響してきます。

　いくつか要因をあげ、その原因について説明しましたが、中でも肝心な部分はスイング軸です。目から入ってくる情報に惑わされず、基本である軸を中心にした回転運動を意識し、トップからフィニッシュまで振り切ることに専念すれば、左右へのミスは減少するようになるでしょう。

提供：日本プロゴルフ協会
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