第183回 斜面からのショットでチョロしてしまう場合は

斜面からのショットでチョロしてしまう場合は

　斜面からのショットが大の苦手という人はいませんか？　今回は斜面からのショットでチョロをしてしまう場合について説明したいと思います。

• 
• 基本に忠実にスイングしましょう

　アマチュアの皆さんは斜面に球が行った時、何を考えますか。おそらく、「難しいショットだな」「嫌だな」というようなことを考え、実際に球の位置に行くと、「上手く打てるかな」「ミスしないかな」というように、ほとんどの人が悲観的な状況に陥ることと思います。そうした状況の中、球を打っていく場合、やはりナイスショットはあまり期待できません。

　まず斜面のような通常とは違うライに球が行った時には、まずは基本に忠実にスイングするように徹します。大概、斜面からのショットでミスをしてしまう場合には、その主な原因は上下動と強振です。つまり、最高の飛距離や最高の結果を求めてしまうと、伸び上がりや強振によるバランスの乱れが生まれ、ミスショットもしくは最悪の場合はチョロ、空振りといったことになってしまうのです。

　斜面でアドレスをした際、当然何度か素振りをすることと思いますが、誰しもその素振りの時点でバランスを崩すようなことはないはずです。実際に球を打つ際に大きくバランスを崩したりしているわけですから、球を打つ際には素振りの7～8割程度の力で打っていくと丁度良いかと思われます。

　欲を出さず、無理をしない、ということが肝要です。

提供：日本プロゴルフ協会
http://www.pga.or.jp/