第184回 アイアンだとナイスショットが出ない

アイアンだとナイスショットが出ない

　1Wは絶好調だけどアイアンが全然ダメ、というような会話を時々耳にします。今回は、1Wではナイスショットが出るが、アイアンではナイスショットが出ないという場合について説明したいと思います。

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• ティーアップを低くして打って見ましょう

　1Wではナイスショットが出るが、アイアンではナイスショットが出ない原因を一言で言えば、スイングがすくい打ち気味になっていることが考えられます。ご存知のように1Wはティーアップされた球を打っていくわけですが、アイアンは地面にある球を直接打っていかなければなりません。

　ですから、スイングも1Wの場合はティーアップされている分、クラブの入射角が微妙にズレていても許されますが、アイアンの場合は球が地面に直接ある分だけ、常に一定の入射角でもって球を捕らえることが必要となってきます。また最近の1Wの大型化もこうした1Wとアイアンの打ち方に影響を与えていることも考えられます。最近の1Wは大型化が進むことでディープフェースとなり、その分ティーアップもこれまで以上に高くならざるを得ない状況を生み出しています。

　4～5cmといった高さまでティーアップされた球と、地面にある球とでは、その感覚にズレが出てしまっても仕方のないことかもしれません。

　では、アイアンもナイスショットが出るようになる方法ですが、それは1Wのティーアップを低くして打って見るのです。こうすることで、ナイスショットの出る1Wの入射角を安定させることができるのです。その後にアイアンで練習してみると、アイアンでもきっちりと球を捕らえる感覚がわかってくると思います。

　まずは、スイングの入射角を一定にさせることに注意してみてください。

提供：日本プロゴルフ協会
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