第185回 ガードバンカーからの距離感を養うには

ガードバンカーからの距離感を養うには

　距離感を合わせることの難しいバンカーショットですが、今回はこのガードバンカーからの距離感を合わせる方法について説明したいと思います。

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• フォロースルーの分だけ、バックスイングを取りましょう

　アマチュアの皆さんの中に、バンカーショットの距離感を出すには、砂に打ち込む力加減が重要だと思っている人はいませんか？　実際そのような場合もあるかもしれませんが、一般的にはクラブを砂へ打ち込む力の強弱よりも、スイングの振り幅の方が重要になってきます。振り幅が大きくなれば当然クラブヘッドのスピードも速くなり距離も出ますが、振り幅が小さければクラブヘッドのスピードは速くはならず距離も出なくなります。

　当然の話なのですが、多くのアマチュアの皆さんが実際のバンカーショットではこの打ち方を実践することができていません。イメージとしてはバンカーショットの場合でも、バックスイングとフォロースルーの大きさが同じになるようにイメージしてスイングするといいと思います。距離感の説明をする前にまずはこうした正しいバンカーショットができるようになりましょう。

　そして正しいスイングができるようになったならば、次に距離感の出し方について説明します。バンカー内から目標を見た時、頭の中には距離の計算が浮かぶと思いますが、そうしたらその距離に応じたフォロースルーを仮に取ってみてください。そして、そのフォロースルーと同じ大きさ分だけバックスイングを取るようにしてください。例えば、フォロースルーが腰の高さをイメージする距離であれば、バックスイングも腰の高さ程度で、フォロースルーが肩ならばバックスイングも肩までということです。振りぬいたフォロースルーの分だけ、バックスイングを取るということです。

　このように、バンカーショットの距離感を出すには、まずはフォロースルーを決め、左右対称のスイングを心掛ければ、距離感を養うことができるようになります。

提供：日本プロゴルフ協会
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