第191回 ドックレッグホールの攻略法

ドックレッグホールの攻略法

　距離の短いドックレッグホール（犬の足のように曲がっているホール）で大叩きをしてしまった、という経験はありませんか。今回はドッグレッグホールの攻略法について説明したいと思います。

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• IPを狙って打っていくのが得策

　ゴルフコースは、それぞれ設計者の意図があって設計されています。基本的にはIP（インターセクションポイント）を狙って打っていくことが正攻法といえます。このIPとは、コースの設計上、第1打が到達すると思われる地点、そして第2打へ向けてコースが変化していく地点を意味します。ですから、ドックレッグホールのティーショットにおいては、まずはこのIPを目標にしていきましょう。

　しかしながら、飛距離に自信のあるプレーヤーなどは、ショートカットやコーナーを狙って打っていくと思いますので、その場合にはハザードの確認、ランディングエリアの状態を十分に確認しておく必要があります。また、ショートカットしてもセカンドショットでグリーンを狙いにくい状況になるのであれば当然IPを狙って打っていくことが得策となります。

　IPを狙って打っていくことのメリットとしては、左右のショットのブレが許されるということです。つまりコーナーを狙った場合、コーナーの外側へのミスは許されても内側へのミスは絶対に許されません。しかし、フェアウェイのセンターを狙ったショットであれば、若干の左右のミスは許容範囲に含まれてしまします。

　ゴルフは確率のゲームですから、やはり確率の高い攻め方をお勧めします。なお、飛距離の出るプレーヤーの注意事項としては、ティーショットで前方方向に突き抜けてしまうことや、その逆に刻みすぎてコーナーの手前で止まってしまったりという、距離のミスをしないということです。普段のホールよりも計算が必要となってくるのがドッグレッグホールです。その日の調子とも相談しながら攻略法を立ててください。

提供：日本プロゴルフ協会
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