老後資金「年金だけでは不十分」が90%以上 安全で堅実な貯蓄方法[イデコ]とは
「定年退職後、年金だけの生活では不安……」誰しも思う、老後の生活の不安。資産運用や、財産などをしっかりと持っていたとしても、いつまでも不自由のない生活ができるかどうかわかりません。政府は「一億総活躍社会」のスローガンを掲げ、シニア世代と女性の労働促進、 社会保障の支え手側に回ってもらうために、 様々な政策を進めています。 今、シニア世代は生涯現役が求められているのです。
「一億総活躍社会」でシニア世代も労働促進
急速に進行する少子高齢化を見据え、将来にわたり年金制度を持続的で安心できるものとするため、政府は2004年から給付と現役世代の負担の両面にわたる見直しを実施しています。上限を決めた保険料の引き上げや、年金の給付水準の見直しなど、年金に関する様々な条件が加えられてきています。
年金負担額の増額は現役世代が不安を感じているだけではなく、シニア世代も徐々に不安を募らせています。そもそも現代の年金は、線形160年代に確立されたものです。現行の社会保障制度だけを老後の生活の頼りにするには、リスクが年々高くなってきています。
国民年金のみを納付してきた自営業者に限らず、自助努力による蓄えが必要となってきているんです。
「人生100年時代」という言葉が現実味を帯びてくるなか、シニア世代における雇用促進は年々盛んになってきていますが、当事者である年金受給者はどのような意識でいるのか。「保険クリニック」は社会保険の1つである「年金保険」について、20歳から60歳の男女600人にアンケートをとりました。
老齢年金の認知度は77.5% でもそのほかの年金は?
「年金」と聞いてイメージできる「老齢年金」について「知っている」どう回答した人は77.5パーセントと非常に認知度が高かったですが、同じく保険料に含まれている「障害年金」「遺族年金」の認知度はともに56.7パーセントと割合がかなり低い結果になりました。「基礎年金」「厚生年金」と、それぞれ支給されているにもかかわらず、「障害年金」「遺族年金」の具体的な内容は、約半数の人にしかにされていないという結果です。
また、毎月納める年金保険料の金額について、約半数が「知っている」と回答しましたが、給料から天引きされること等の影響からか、「厚生年金」「共済年金」の加入者では、「知らない」「保険料気にしたことがない」が、「知っている」を上回る結果になりました。
年金加入者に毎年届く、「ねんきん定期便」については、知らない人、チェックしていない人を含めると41パーセントにも上り、せっかく払った金額や、受給額について明確に把握してる人は、ごくごく少ない人に限られているということがわかりました。
その一方で、老齢年金の支給額については「不十分」が92.1%と9割を超え、追加で希望する支給額は100万円が最多となりました。
老後の資金の対策として全体の41.8パーセント十分でないと感じているにも関わらず、23.2パーセントは老齢年金以外に「何も対策をしていない」と回答しています。
老後の資金が足りないにもかかわらず、何もしていない人が多いというのは驚きですよね。
資産運用をしなければならない時代に 確定拠出年金を始めよう
老後の資金に不安がある方は、確定拠出年金を始めてみませんか?
別名「401k」「個人型DC」「個人型確定拠出年金iDeCo」とも呼ばれているものです。
確定として年金は、資産を運用する年金制度で、厚生年金に上乗せする部分にあたります。
よく年金は2階建ての建物に例えられており、「国民年金」は1階部分、「厚生年金」が2階部分と呼ばれています。確定拠出年金はこの2階建て部分にあたり、3階部分に相当する年金です。
確定拠出年金とは、自分の意志に基づいて運用商品を選び、その運用実績によって将来支給される年金額が変わる年金のこと。
運用商品には、定期預金や保険、投資信託などがあり、自分で自由に組み合わせて運用することができます。
掛け金は全額所得控除が認められるなど節税効果もあるという制度なので、今お勤めのサラリーマンにお勧めできる制度です。
確定拠出年金について気になった方は、セミナーなどが開催されていますので一度相談してみてはいかがでしょうか。
■個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」
老後のためにいまできること、イデコ。個人型確定拠出年金『iDeCo』は、公的年金にプラスして給付を受けられる私的年金です。
参考リンク:イデコ公式サイト|国民年金基金連合会
自分の老後は自分で守らければいけない時代です。
賢く運用をして、豊かなシニアライフを過ごしましょう!
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