第45部・第1回　紙のノートを超えるTruNoteの魅力

第45部　進化するWindows 10

第45部・第1回　紙のノートを超えるTruNoteの魅力

●講座で使用しているノートパソコン

dynabook V82/B

CPU：CPU：Core i7-7500U 2.70GHz

メモリ：8GB

記憶装置：512GB SSD

グラフィック：インテル HD グラフィックス620（CPUに内蔵）

ディスプレイ：タッチパネル付き 12.5型ワイドFHD

OS：Windows 10 Home 64ビット〈Anniversary Update 適用済〉

「大江戸ぱそこんライフ」

【登場人物紹介】

デジ形平次…江戸中に名を知られた腕利きの岡っ引。意外にも趣味はパソコンで、事件のない時は日がな一日ノートパソコンに向かっている。

アナ六…デジ形平次の子分で、名前のとおりのアナログ人間。パソコンを使いこなせるようになりたいが、いつもトンチンカンなことを言ってデジ形を呆れさせている。

ミドリ…デジ形平次の女房。パソコンに関してはデジ形より詳しいというのがもっぱらの噂。

　彼らがお送りする時空を超えた『NEWぱそこんライフ講座』、さて今回のお話は……。

「TruNote」で手書きの文章を書こう

アナ六「いやあ、1日中曇りで薄暗いと、どうもやる気が出ませんねえ」

デジ形「やっぱり朝起きたら晴れてるほうが、気持ちがいいからな」

ミドリ「確かに晴れの日は気分がいいけれど、やる気のなさを天気のせいにするのはどうだろうねえ」

アナ六「じゃあ、何かやる気の出るようなことはありませんかね」

デジ形「日記でもつけたらどうだ。1日の反省をしたうえで、次の日以降の目標を立てれば、毎日、前向きな気持ちで生活できるんじゃねえか」

アナ六「そんな堅いこと書いてたら、肩がこっちまいますぜ。まあ、どうせ三日坊主のあっしには無理ですけどね」

デジ形「内容は何でもかまわないから、とりあえずパソコンでやってみたらどうだ？」

アナ六「パソコンで日記っていうと、ブログか何かで？」

デジ形「パソコンといっても、手書きのノートアプリだ」

アナ六「あっしは字が汚ねえから、手書きはどうも苦手で」

ミドリ「キーボードばっかりだと漢字の書き方を忘れるから、日記で手書きの習慣をつけるのもいいかもしれないよっ」

アナ六「手書きのノートアプリってえと、dynabookではおなじみのアレですかい？」

デジ形「アレじゃなくて『トゥルーノート（TruNote）』だ」

アナ六「それですぜ。今まではそれを使って絵をよく描いていた気がしますが、日記も書けるんですね」

デジ形「むしろ、手書きのメモとか、そっちのほうがメインの使い方だ。じゃあ、今回は基本的なところから、いろいろ教えてやろう」

アナ六「あっしも日記が書きたくなりますかね？」

1000ページのノートを1000冊保存できる

デジ形「改めて紹介すると、トゥルーノートは電子ペンを使って手書きの文字や絵が描けるノートアプリで、dynabook Vシリーズに搭載されている」

ミドリ「電子ペンって言ってるけど、dynabookについてるのは『アクティブ静電ペン』っていう名前なんだけどね」

アナ六「ボールペンや鉛筆では、もちろんダメなわけで」

デジ形「そりゃそうだ。そんなものを使うと画面を傷つけちまうぞ」

アナ六「ノートっていったら、ページをめくったり、ページに罫線が引いてあったりとかするんですかい？」

デジ形「ページをめくることはできねえが、トゥルーノートは『ノート』と『ページ』という構成になっている。自分でタイトルをつけて『ノート』を作り、その中で、どんどんページを増やしていくわけだ」

ミドリ「ノートがフォルダーで、1ページ1ページがファイルと考えるとわかりやすいかもね」

アナ六「あと、ページの罫線はどうなっているんですかい？」

デジ形「最初は無地だが、『テンプレート』というメニューから、罫線や方眼などの罫線をつけることができる。ちなみに、ノートを作成するときに、新規ページにつけるテンプレートを決めることができるぞ」

アナ六「へえーっ、その罫線は、文字を消すときに一緒に消えたりしないので？」

デジ形「それはそうだ。紙のノートだってそうだろうが」

アナ六「ちなみにページはどのくらいまで増やせるので？」

デジ形「なんと1000ページまで追加できるそうだ。しかも、それを1000冊まで保存できるという話だぞ」

アナ六「1日1ページずつ日記を書くとして、1000ページだったら何年分書けますかねえ？」

デジ形「ざっくり計算して2年と9カ月ってところだな」

アナ六「じゃあ、それを1000冊として、1000倍だから、2000年と9000カ月っていうところですかい？」

デジ形「それをいうなら2750年だ。これもおおまかな数字だけどな」

アナ六「ひええっ、そんなに長生きできませんぜ」

デジ形「別に紙のノートじゃねえんだから、最後まで使わなくてもいいんだぞ」

ミドリ「紙のノートだったら、途中で使うのをやめちゃうと、真っ白なページが残るのがもったいない気がするけどね」