男性の料理教室が人気!イマドキのおとこ料理【シニアの趣味】
「現役時代は忙しくて手がつけられなかったが、実は料理がしてみたかった」料理教室に通うシニアの言葉です。今は定年後の男性の料理教室が増えています。「料理ができる家庭的な男性って素敵」なんて女性から言われたら嬉しくなってしまうのではないでしょうか?今回は全国で料理教室を開催している「一般財団法人ベターホーム協会」による「料理教室に6ヶ月以上通った男性」と対象にした意識アンケートについて紹介します。料理人に男性が多いことを考えれば、料理は男性にこそぴったりなのかもしれませんよ。

画像提供:imagenavi(イメージナビ)
料理教室通い始めたきっかけは? 60歳以上は定年が一番のきっかけ
今回の調査は20代~80代までという幅広い年齢層を対象にした調査です。料理教室に通い始めた理由の1位は「趣味や楽しみのため」が56.7%という結果が出ています。さらに60代~80代のシニア世代限定で見てみると1位は「定年を迎えて時間ができたから」が55.7%になり、シニア世代の半数以上の男性が料理に興味を持っていることがわかってきます。
なかには、「妻の死別や入院などでやむを得ず」という意見もありましたが、多くは「定年後の時間を有意義に使いたい」や「趣味や実益を兼ねて」「老化防止のため」など前向きな意見が目立ちました。
男性でも料理教室に参加してよいの?そんな不安に答えます!
実際に料理教室に通おうにも、参加することにためらいを感じてしまう人もいるのではないでしょうか? でも実は料理教室に参加している男性の72%が「ためらいはなかった」と回答しているのです。「男性の自分が行ってもよいのかな?」と悩んでいる人がいましたら、ちょっとだけ勇気を出して、気軽に参加してみるべきでしょう。
ほかに気がかりな点で多かったのは「女性が多いのではないか」、「授業についていけるか」という意見でしたが、「男性なのに料理を習うのが恥ずかしい」という意見は少なく、男性が料理をすることに対しては前向きな意見の人が多い事が伺えます。
40代~50代は料理に抵抗がある?
世代別に見ると40代~50代の男性は「料理教室に参加することにためらいがあったか」や「男性なのに料理を習うのが恥ずかしい」という質問対して他の世代より比率が高い傾向にありました。
「料理は女性がするべき」という意見も他の世代よりも目立ち、料理への参加がほかの世代よりもハードルが高く感じているようです。しかし、シニア世代ではこの項目の回答が少なかったことから、この先迎える定年後の楽しみやパートナーとの関係を考え、意識が改革されるのかもしれませんね。
料理教室に通って何が変わったのか?良かったことは?
教室で料理を学んだ結果、一体どんな変化があったのでしょうか? まずは「家で月2~3回以上料理をする」というアンケートについては、通う前は31.3%に対して通ったあとは83.7%になり、その差はなんと52.4%も上昇していたので。せっかくお金を払ったのですから当たり前に感じるかもしれませんが、行動だけではなく意識にまで変化があるのです。
自分で料理をできるようになったことで「自信がついた」、「楽しみが増えた」、「興味や関心が広がった」といったポジティブな感情を持てるようになった人もいます。さらには「人間関係も広がり、仕事で役に立った」という身の回りを円滑にしてくれたケースもあるようです。
恥ずかしがらずに料理を始めてみませんか?
今回の調査結果から料理をするということは自身のスキルアップだけではなく、気持ちの整理や人間関係の円滑化にも役に立ったということがわかりました。冒頭の男性は、「妻が習い事に出かける時は料理を担当するようになった」そうで、周囲の女性から「奥さんが羨ましい」と言われて笑っていました。
「食」という生きる上でとても重要な要素を持つ料理は、きっとそれだけの力が秘められています。料理教室ではなくても、家庭で少しずつでも練習してみるのはいかがでしょうか?家族との会話も増えて楽しい時間と思い出が生まれていくことでしょう。
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