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電話を取ったら中国語の自動音声が流れる・・・。国際電話を使った詐欺が急増中!もしも出てしまったらどうする?

ある日、知らない番号から電話が来て出てみたら意味の分からない中国語が流れ、びっくりされたことないでしょうか?
最近このような電話を受け取ってしまった人が増えているようです。
何故電話がかかってくるのか、取ってしまった場合はどうすれば良いのか。

今回は国際電話からの意味不明な電話に対する対処法をご紹介します。

どうやって私の番号を知ったのか?また流れる中国語は何を言っている?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

2020年1月の記事でもご紹介しましたが、国際電話からの着信が相次いでいるようです。

「+222」や「+675」「+887」など、普段目にすることのない「+」がついた電話番号から着信がある詐欺が急増しています。
特に中国からの着信を意味する「+86」の電話が現在急増しているのだとか。
docomo、au、SoftBankなど携帯事業者各社は、海外からの着信に「応答」するだけで高額な通話料が発生する可能性があるため、「出ない」「折り返さない」を徹底して欲しいと注意を呼び掛けています。

以前であれば、こうした電話はワンコールで切れるのが特徴。
そのため「ワン切り詐欺」とも呼ばれ、多くの被害者が出ました。
もしもこうした電話に折り返すと30秒で250円もの高額な通話料を負担しなければなりません。

スマートフォンやフューチャーフォンにかかってくるワン切り詐欺。
一昔前の固定電話時代であれば、着信履歴が残らない電話機も多く、有効な詐欺の手段とは言えませんでした。
しかし、フューチャーフォン(ガラケー)やスマートフォンは着信履歴が残りますよね。
着信履歴が残っていると気になってかけ直してしまう人も多いはず。
そんな心理を利用した詐欺なのです。

30秒あたり250円程度をこちらが負担するワン切り詐欺。
犯人の目的は一体どのようなものなのでしょうか?
正直、30秒だけかけて250円くらいならそこまで痛手になる詐欺とはいえません。
会話が長引くこともありませんし、大抵は30秒を待たず、すぐに切ってしまうでしょう。



そうなると相手にメリットがあまりにも薄いと感じませんか?
実はこの詐欺、「塵も積もれば山となる」という発想で行われているのです。
国際電話を日本からかけると我々消費者は日本の携帯事業者に料金を支払います。
わかりやすいよう、ここでは100円としましょう。

我々が払った100円は日本の携帯電話事業者を通じ、着信先(外国)の電話会社に支払われます。
割合はわかりやすいよう50パーセントにしましょう。

詐欺グループは海外の携帯電話事業者からキックバックを受け取る目的で、電話をかけているのです。
1件につき10円しか受け取れなかったとしても、延々とワンコールを続けて1パーセントの人でも折り返してくれれば、そこそこ利益を上げられます。
犯人側はワンコールだけなので通話料はかかりません。
着信があってはじめてキックバックを受け取れる仕組みだと推察できます。

こうした手口は今だけではなく、昔からあるもの。
時代によって電話をかけてくる国は変わるものの、今はモーリタニアなどの島国からの着信が多いようです。

一度でも折り返しの電話をしてしまうと、詐欺に引っかかりやすい電話番号だ、と記録されてしまい、次々と電話がかかってきたり、別な詐欺に巻き込まれることも考えられます。
不明な電話には出ない、折り返さない、というのがスマートフォン時代の携帯電話の使い方といえるでしょう。

参考:国番号

番号
+1 アメリカ合衆国、カナダ
+1-242 バハマ
+1-246 バルバドス
+1-264 アングィラ
+1-268 アンティグア・バーブーダ
+1-284 英領ヴァージン諸島
+1-340 米領ヴァージン諸島
+1-345 英領ケイマン諸島
+1-441 バミューダ諸島
+1-473 グレナダ
+1-649 タークス及びカイコス諸島
+1-664 モントセラト
+1-721 オランダ領セント・マーチン
+1-758 セントルシア
+1-767 ドミニカ国
+1-784 セントビンセントおよびグレナディーン諸島
+1-787 プエルトリコ
+1-809 ドミニカ共和国
+1-829 ドミニカ共和国
+1-849 ドミニカ共和国
+1-868 トリニダード・トバゴ
+1-869 セントキッツ・ネイビス
+1-876 ジャマイカ
+1-939 プエルトリコ
+1-670 北マリアナ諸島/サイパン島
+1-671 グアム
+1-684 アメリカ領サモア
+1-808 ハワイ諸島、ミッドウェー諸島

中国語の音声ガイダンス

さて、最近増えているのは中国語で音声ガイダンスが流れる電話です。

中国語で「こちらは日本の中国大使館です。あなたのビザに問題があります。○番を押してください。」といったようなことを話しているそうです。
もちろん、向こうは中国語でのアナウンスとなっているので、中国語がわからない人にとっては「何のこっちゃ」という電話でしょう。

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コメント
  1. +1発信の中国語アナウンス。毎日何回もかかってきて、都度留守電に残されているので、留守電機能をはずしました。
    着信拒否設定しても毎回それ以外の+1発信でかかってきてノイローゼになりそう。

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