第21回 左足上がりのライでのショット方法

　◎ 左足上がりのライでショットすると、左に引っ掛け、右にもフケてしまう

　左足上がりの状態からショットしたら思った以上に左に飛んでしまったということや、思わず右へ飛んだという経験はありませんか。これまでにも、様々なライからのショットについて説明して参りましたが、今回の場合も含め、アマチュアの皆さんの多くは、強振し過ぎているケースが多々見受けられます。それではこの左足上がりの状態からどのような打ち方をしたら良いかということについてご説明します。

　左足上がりの状態になったら、斜面とは関係なく地球に対して垂直となるように立ちます。しかし、あまりこの垂直を意識し過ぎるとインパクト以降クラブヘッドが抜けなくなるので、そのあたりは若干アバウトでも構いません。

　続いてバックスイングですが、スリークォーターに抑えます。そしてインパクト以降ですが、ハイフィニッシュは取らずに打ったら終わりという感じでフォロースルーはあまり取りません。これにより、左へ行く度合いは少なくなるはずです。

　また、右へのミスショットになってしまう場合としては、左足上がりということで、右足に体重が残ってしまい、体が開いてインパクトしていることが考えられますので、もう一度体のバランスを見直し、垂直となるような構え方に変えていくことをおすすめします。いずれにしても、フルショットは避けてください。

　今週はこの事に気をつけてみましょう。