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第107回 コースでロブショットが決まらない

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第107回 コースでロブショットが決まらない

コースでロブショットが決まらない

 アプローチの中でもロブショットはなかなか上手くできないものです。今回はコースでのロブショットについて説明したいと思います。

 まず、ロブショットを行うには相当な技量を要することを十分認識してください。ゴルフのハンディキャップで言えば、5以内程度のプレーヤーまでが使いこなせるアプローチショットといえます。それを踏まえてもらった上で説明に移ります。

  • ロブショットには正確な状況判断と正しい打ち方が必要

 ではクラブ選択ですが、ロフト角58°程度以上のロフト角についたクラブを選択してください。サンドウェッジであればバンスの少ないクラブが適当といえます。次に技術的な説明です。まず初めに、スタンスは極力オープンスタンスとします。続いてクラブフェースは目標よりも若干オープンとします。球の位置は、左足かかと内側線上よりも左にセットします。これでセットアップは完了です。

 続いてスイングに移りますが、スイングはオープンにしたスタンスに沿って振ってください。結果として、球と目標を結ぶターゲットラインに対してはアウトサイドインの軌道となります。打ち終わったら手は低い位置に収めるように心がけてください。これらがロブショットの打ち方となります。他に注意することとしては、球のライをみてロブショットが可能かどうかの正しい状況判断をすることです。ロブショットを行う上で絶対条件となってくるのが、球と地面との間が草による隙間があり、クラブヘッドが入るスペースがあるかということです。つまり球が浮いているかどうかということです。

 このように、正確な状況判断と正しい打ち方でロブショットは可能ですが、技術的にも距離感を出すことにも非常に難しいショットであることを十分ご理解ください。

 今週はこの事に気をつけてみましょう。

提供:日本プロゴルフ協会
http://www.pga.or.jp/

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