第141回 バンカーが苦手な人へ

バンカーが苦手な人へ

　バンカーショットが苦手でどうにもならないという人はいませんか？　今回の説明で、皆さんのバンカーショットが上手くなるきっかけになればと思います。

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• まず難しいというイメージを払拭しましょう

　バンカーショットにはいろいろと種類がありますが、その中でもグリーンサイドのガードバンカーからの打ち方について説明します。

　ガードバンカーからは、エクスプロージョンショットをするのが一般的です。エクスプロージョンショットとはどのようなショットかというと、球の手前にクラブヘッドを打ち込み、球の下の砂を爆発させて球を飛ばすというものです。サンドウェッジにはソール部分に砂がよくはじくように、バンスという厚みが付けられています。そして56度、58度といった他のクラブよりも大きなロフト角が付けられています。

　さらにクラブ自体も一番重いため、実際に打ってみると砂の中に打ち込みやすく、球も出やすくなっています。このようにサンドウェッジというクラブがバンカーショットのために設計されているクラブであることを理解してください。

　次に打ち方ですが、まずスタンスはオープンにし、球の位置をスタンスに沿った左足内側線上にセットします。目標に対しての左足かかと内側線上ではありませんので注意してください。

　続いてフェース面の向きですが、ここでも注意しなければいけないのが、スタンスに対してフェース面はオープンになっているものの、目標に対してはスクエアにならなければならないということです。後は、スタンスに沿ってクラブを振り、球の手前にクラブを打ち込めば自然と球は脱出します。このようにクラブの性能を信じ、正しく構え、正しくスイングすれば容易なショットということが理解できると思います。まず難しいというイメージを払拭することから始めましょう。

　今週はこの事に気をつけてみましょう。

提供：日本プロゴルフ協会
http://www.pga.or.jp/