第143回 いつも池に打ち込んでしまう人は

いつも池に打ち込んでしまう

　目の前に池があると、どうしても池ポチャしてしまうという人はいませんか？　今回は池をプレッシャーに感じている人にアドバイスしたいと思います。

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• 極力ショットの際は池を意識しないように

　池に入れるつもりでゴルフをプレーしている人は誰もいないはずです。人は目の前に池がある場合、無意識に球を上げようとします。目線を上げ、右肩が下がり、しゃくり上げる動作になってしまうのです。つまり、池に入れたくない、球を上げたいという気持ちが無意識にしゃくるという動作を誘発し、球の手前をダフるかトップしてしまい、池に入るという結果になってしまうのです。

　それとは逆に、池を強く意識してしまうばかりに今度は池ばかりを見てしまい、左肩がどんどん下がり、バックスイングはアウトサイドに上り、浅く不完全なスイングで球を打ってしまうことがあります。これでは当然球は上らず池に入るという結果になります。

　またティーショットで左右に池がある場合などは、その池を避けようと、体は自然と反対方向を向きます。これはOBの時と一緒です。右にOBやハザードがある場合、自然と左方向へスタンスを取りますが、その状態で少しでもカット軌道のスイングになってしまうと右方向への曲がりは大きくなり、OBやハザードへと行ってしまいます。

　このように過剰に池を意識すると、泥沼へはまってしまいます。ショットの際は極力意識をしないようにするのが一番ですが、意識をしないようにすることがすでに意識していることにもなるので、練習を積み絶対の自信を持つことが池やOBを克服する一番の方法なのかもしれません。

　今週はこの事に気をつけてみましょう。

提供：日本プロゴルフ協会
http://www.pga.or.jp/