第144回 練習場で行うアプローチ練習法

練習場で行うアプローチ練習法

　気晴らしに練習場でドライバーをかっ飛ばすのもゴルフの楽しみですが、やはりやるからには上手くなりたい気持ちは誰もが持っているはずです。そのためにはアプローチが上手くなることが近道であることは言うまでもありません。今回は練習場で上手くなるアプローチ練習法について説明します。

• 
• まずは振り幅を決めた練習を重ねましょう

　練習場には30、50、100ヤードと各距離のヤード板や旗竿が立っていますから、それを目安にして球を打つことは言うまでもありませんが、その前の段階で次のような練習をしておかなければなりません。

　ではその練習の内容です。まず初めに通常アプローチに使用するクラブを持って下さい。そしてスイング全体の弧を時計の文字盤に見立て、振り幅を決めた練習を重ねます。腕の振りですが、初めは7時、5時で抑えたショットをします。次に9時、3時。さらには10時、2時で打ち、最後にフルショットをします。各段階での球の飛びや転がりを確認し、距離の把握をしてください。つまりピンを狙う練習の前に自分の体の中にデータを作るということです。

　そのデータをもとに、旗竿、ヤーデージ板に打っていくことで、アプローチの技術が一層向上します。さらにはこうした練習をもう一本違うクラブで練習すれば、アプローチのバリエーションは一層広がります。他に注意することとしては、練習場の球はあまり飛ばない設計になっていますから、そうしたことも踏まえて距離を合わす練習してください。

　今週はこの事に気をつけてみましょう。

提供：日本プロゴルフ協会
http://www.pga.or.jp/