第145回 続けてOBを打ってしまう場合の対処法

続けてOBを打ってしまう場合の対処法

　同じホールで何発もOBを打ってしまったという経験はありませんか。今回は続けてOBを続けて打ってしまうという場合の対処法について説明したいと思います。

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• あえてスタンスをOB方向へ取ってみましょう

　「いつも池に打ち込んでしまう人は」の時に説明した通り、例えばスライサーが右にOBがあるので左にスタンスを向けその状態で打ってしまうと、結果は大きく右に曲がりOBゾーンに行ってしまいます。すると今度はさらに左にスタンスを取ってしまいますから、その結果アウトサイドインの軌道がさらに大きくなり、もっと大きく右に行って、またもやOBとなってしまいます。

　ではこうした悪循環を克服する方法としてどうするかというと、あえてスタンスをOB方向へ取り、フェース面だけをフェアウェイの中央へ向け、そしてショットしてみるのです。すると、初めから体がOB方向へ向いていますので、自然と体がOBを避けるように反応するはずです。OBまで球が飛んでいかないクラブや、ロフトのあるクラブに変更することも有効です。

　他には、球のティーアップの高さを変えることです。右にOBがある場合は少し高めにして、左がOBの場合は少し低めにするといいでしょう。これだけでも球筋には影響を与えます。あとは、いかに冷静にいられるかというのも大切です。もしOBを打ってしまっても、慌てふためいてすぐに次のショットに入るのではなく、深呼吸をしていつものプリショットルーティンを行い、そしてショットに臨むとよいでしょう。とにかく、OBを打ってしまったら一層冷静に対処するように心がけましょう。

　今週はこの事に気をつけてみましょう。

提供：日本プロゴルフ協会
http://www.pga.or.jp/